トレイルラン!!六甲全山縦走 初チャレンジ!

まっつんパパ

2010年05月06日 04:02

あれよあれよと言う間に終わってしまったGW。
でも今年のGWは自然の中で緩急織り交ぜてとても充実して過ごせました。

まずは第一弾緩急の「急」。連休初日の4/29、昨年秋頃から「来年暖かくなったら行こう」と思っていた、
六甲全山縦走にチャレンジしてきました!



とても心地よい天候の中、始めてハーフを走った時(リタイヤしたけど)以上の充実感でいっぱいの一日になりました。


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いやいやすごかったっすよー。この道のりは。

六甲山全山縦走とはトレイルランナーに限らず、関西圏で山をやられている方には超がつくメジャーコースです。

スタートは六甲山の東の端、須磨浦公園、ゴールは西の端、宝塚。総距離56km。
正直ワクワクと不安と6:4ぐらいで不安が勝っていたのですが...

結果は...

完走いたしました!!!

タイムは、

11時間33分です!!!

それでは自身の一日最大走行距離と、最大行動時間を大きく更新したまっつんパパの六甲全山縦走物語、
はじまりはじまり〜。
今回の記事、その距離にたがわず「長い」のでよろしくお付き合いくださいまっせ〜!



4/29、この日をチャレンジ日と決めてからそれはもう楽しみで楽しみで仕方のないほど。
特に前の1週間はほぼこの事しか頭にない状態(^^;

前夜もせっかく仕事から早く帰ってきたのに準備が終わっても興奮のためなかなか寝付けず。
こんなことって久しぶり。

「あー、どうしよー、いけるかなー、どんなトレイルやろなー、完走できるかなー....」

ってうだうだしてるとあっと言う間に出発時間。電車は始発に乗らねばばなりません。
おにぎり作って準備して、ギリギリ始発に乗れて、途中寝過ごして垂水まで行っちゃったけど、
なんとかスタート地点、須磨浦公園に到着。



おおー!いろんな方のレポートでよく見た出発地点。
明け方の時点では雷まじりの大雨でしたが、天気予報を信じて出発して良かった、と、とすでに軽く感激。

イキナリ走りそうになる気持ちをグッとこらえて、まずはいつもより念入りにストレッチ。
すると、同じくトレイルランナーの方が数名集合しておられます。
おお!と自身のヤル気もアップ!
いやいや、今大事なのはストレッチと再度グッとこらえてあらゆる筋を延ばしまくります。

さてということで、7:25出発!




今日のテーマというか自身への決めごとは、以下の3つ。

 1)明るいうちに宝塚へ着く
 2)上りは歩く
 3)フラットと下りは可能な限り走る


最大の目標は完走なので、3つを常に頭の中に置いて、前へ前へと進みます。

途中で冒頭の明石大橋と海の絶景を拝みながら、最初のピーク、鉢伏山に到着です。




ここまではほんとすぐ。まあ最初ですから。
余裕のあるうちに今回の「2大殊勲賞アイテム」その1のご紹介。
前日SHMWにて購入した、Sprigsというブランドのリストバンド兼小物入れ。
ファスナーがついていて、中には小銭やカギ、ジェルまで入ります。
リバーシブルになっていて、柄面は撥水加工されています。
黒の面は撥水加工はされてなくて、汗や鼻水(!)が拭けます。
今回はずっと黒で使用。もちろん「はなをふく」ためです。
子供のように袖口でグイッと大胆にやるのは結構快感。終わったころにはテカテカでした(^^;
花粉症ランナーにはかなりうれしいアイテム。北野さんありがとうございます!



グイッとグイッと、はなをぬぐいながら序盤戦を飛ばします。
次に旗振茶屋に到着。はじめて山の「茶屋」って見ましたが、
なかなか軽くガラッと戸を開けて、こんにちは〜って入れないもんですね。



このあたりはほぼフラットの快適トレイルが続きます。
朝の光が差し込んでとっても快適、もうフィトンチッドが見えるくらいです。



軽ーくジョグを続けて次なるピーク、高倉山をクリア。




ほいでもっておらが茶屋。ここで地元らしきハイカーの方と天候と海側の絶景に関してしばし歓談。
山でのこういうのはの楽しいひとときですよねー。



次へ進みますが、この六甲全山縦走、名前からしてずっと山の中を進みそうなのですが、
途中で2カ所、街中を抜けます。その最初の街、高倉台へGO!



途中の長〜い階段。結構きます...



無事街中に入りましたが、ここは事前に調べておいたおかげで看板通りに進み、なんなくクリア。
途中、「住宅地なんでお静かに」って看板があったけど、
確かにワヤワヤと休みのたんびに騒がれたらたまらんやろなー。
ここは静かに駆け抜けましょう。

続いては栂尾山のピーク。




更に横尾山。
ここらあたりは体力も足もまだまだあるし、快適そのもの。
トレラン始めて良かったなーとしみじみ実感。




そして前半戦のハイライト、須磨アルプスの始まりです。
ここへ来たかったんですよねー。



さっき先にいってもらった二人組の方が進んでます。
おお!これを行くのか!?




おお!おお!の連続で「馬の背」を進みます。



怖っわ!これ怖っわ!写真撮るのもかなりキンチョー。後続の妨げにならぬよう、撮りたいとこは撮るよう....
足もすくみます。



しかし、六甲山って住宅地から少し入っただけでこんな地形を楽しめるとは特異なとこですよねー。
このロケーションに感謝してもっともっと多くの人がこの自然に親しんでくれるといいですねー。
と、しばし眺める。



ゆっくりしてたいけど、なんせ「明るいうちに宝塚」ですからズンズン進みます。

須磨アルプスの絶景からはガラッと変わって、2カ所目の街中、横尾団地周辺です。
街中ってこれはある意味難所です。まだトレイルで尾根筋に沿ってる方がわかりやすいのではと。

でも大丈夫!先人の方々がちゃあんと道標を用意してくれています。
街中のいたるところではないけども、要所要所に看板があるので、
事前に調べていればそれに沿っていけば縦走路を外さずに進めます。
ほら、こんなにあるんですから!



これでもあまりにも住民の方のプライベートが写ってしまうとこは避けたので全部ではないです。
というわけで、ここも無事クリア。

続いて丸山町〜鵯越駅までも街中ですがここも同様に看板に沿っていけば大丈夫!
曲がり角や分岐の電柱なんかを注意してれば結構あります。



途中、先行されてるトレイルランナーの方を追いながら無事クリア。
鵯越駅の脇から再度トレイルへ入ります。

妙法寺を越えて、最初の難関、菊水山の上りの開始です。
でも最初はこんなトレイル。

「あっれー?楽勝ちゃうん?めっさ快適やーん!」



途中で川も流れてます。



このトレラン中の「緑と川と水の音」のコンビネーションって最高っすよね!
水が流れる音を聞きながら、目には緑とところどころ差し込む光。
さらに新緑の香りも加わると、五感がフル活動するようで身も心もとろけていきます。

でもこのときの、

”目をつぶってアゴを上げ、両腕を下方向に広げ、ヨダレをたらさんばかり半開きの口”

で走ってるの姿は他から見ると結構気持ち悪いかも(^^;
本人は恍惚としてるのですが...

もし山で上記の状態のトレイルランナーを見かけたら、私の可能性が高いので、

「口開いてるっ!」

って遠慮なくツッコんでくださいまし。



しばしの恍惚タイムの後、一気に現実に引き戻される激登り。



き、き、きっつー...

何度か現れる黒階段。この黒という色がまたきつい...



この感なんどかハイカーの方と談笑しながら登ることで気付いたのですが、
誰かと話しながら登ったらラクというかかなり楽しいですね、登りも。

登りとはこう、ストイックに攻め続けるべしと思ってましたが、そうでもないこともあるんだなと。
この日ご一緒してくださったハイカーの方々、ありがとうございました!

で、ハイ、山頂です。もうここまで撮影する余裕ありませんでした...




うーん、天気がいいって、アウトドアではそれだけで幸せなことですよねー。絶景。絶景。



まだ足はある。少し休憩して、おにぎりタイムしたら出発。

快適トレイルを進んだら、天王吊橋を越えて、



鍋蓋山のピークヘ。
ここは確か去年の秋にSHMWのセッションで来たところ。




ここでまた「口半開きトレイル」があって(^^;



進んでいたのですが、ついに足が...
まだ残りはたっぷり、しかもまだ摩耶山と六甲山頂も残してる。
ここは遠慮なくギアの力を借りましょうということで、トレランポールの出番です。



このギアの力は偉大だった。結局ここから六甲山頂までずっと使う事になり、
完走できたのはこのポールの力がかなり大きかったのです。

で、テクテク進んだら、急登する摩耶山の前の憩いの場所。市ヶ原に到着です。




ここでまたおにぎりタイム。うーん、きつくなってきた。
でもやっぱり水があるって癒される。



さて、気合い入れ直して残りの登りを片付けるために出発!

これまた最初は快適トレイル。トレランポールでジョグ。



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はい、いきなりですが山頂です!




いや、もうね、ここは全くほんとに余裕なし。
行けども行けども続く激登り。写真なんてとんでもない。
ジェルをかきこみ、水を飲み、アスリートソルトを定期的に投入してひたすら進むのみ。

この時点ですでに14:00過ぎ。うーん、ちょっと遅めだ。
でも5、6時間台で縦走する人って、もうゴールしてるんですよねー。
スゴいな!それ!どうやったらそうなるのか教えて欲しい!

残りを考えるとあんまりゆっくりしてられないとコーラを飲んだら、はい、出発!

アゴニー坂を下ります。



下ったらここからはしばしロードタイム....
のはずが、トレイルへの入口を逃してしまった様子....
しばしどころかここらから六甲山頂手前までの12km程、がっつりロードタイムになることに...

もうここからははトレランじゃなくて、ノルディックウオーキング状態。たまにポールのままでラン。
六甲山牧場を越えて、ようやく丁字ヶ辻。
し、し、しんどー。



さらに六甲山ホテルを越えて....って、ここ歩いてるのか!って冷静になる。



さらにさらにロードが続いてようやく、六甲山頂手前の縦走路入口にたどりつく。
でもここからまだ3km...



途中、トレイルなったり、舗装路に出たりを何度か繰り返しながらようやく到着。
六甲山最高頂です。




あー、長かったー。よくぞ須磨からここまで来たなと自分で感心。
須磨て、須磨やでと。
久々に座ったけど、足の甲も裏も今まで体験したことがないくらいにジンジン痛む。
両足とも痛みにくるっと包まれてる感じ。
足の付け根の外側もけっこうキテる。

まあでもあとは下りのみ!さいごのオニギリ無理矢理食べて、トレランポールもしまって、
最後の出発!

と、少し前から感じていた両足の小指の痛みがひどくなってきたのでみてみると、
やっぱりマメがつぶれとる...
まあ無理ないかと。バンドエイドをしっかり貼って最後の下りに備える。

ここで今回の「2大殊勲賞アイテム」その2のご紹介。
ニューハレXテープです。



この効果はすごかった。これなしで完走はなかったですね。多分。
2枚重ねて貼ったけど、足首の外側にバネを埋め込んだみたいに、ねじれそうになるとグッと正位置に戻してくれる。
いつもなら捻挫しそうになるねじれもこのおかげで助かったのでした。
これからのロングには必須アイテムとなりましたね。

もひとつついでに今回の行動食一覧。じゃん!



でもね、こんなにいらないです...(ジェルだけは全部で8コ)
今後のためのテストを兼ねていろいろもっていったけど、後半はジェル以外は無理で、おにぎりでギリギリ。
おやつ系は食べれても前半のみですね。

一番右下のフラスクに入っているのは、「はちみつ+水+ポッカレモン+マルトデキストリン」というオリジナル。
これは結構いけました。

あと、ねり梅も強烈。目がさめるというか、口がさめるというか..
今回のは100均のやつだったので、梅よりほとんど塩だったので次はいいのを買おう。

ほかにはハイドレーションには水2リットル+マルトデキストリン200g、600mlのボトルに水+マルトデキストリン50g。
次はCCDを試してみたいかなー。

さあ、今度こそ最後の出発!宝塚目指してGO!



下りだけと思ったら結構アップダウンあり。このころにはもう走れるのは下りのみ。
フラットも歩く。

宝塚まで12kmの看板。ありがとう!がんばるよー!
ここからはほぼ下りです。



すり鉢状+ガレ+急が続くので集中。ここでケガしたら今までがパーやもんね。



途中一瞬ロードがあって、トレイルへの最後の入口。
ここも調べてて良かったー。



看板に「宝塚」の文字が出るのはとてもうれしい。
太平山を越えてひたすら下る。下る。

大したスピードじゃないけど、もうここまでくると足は自動操縦。
足が足の意思で動いてて、自分はそれに乗っかってる感じ。
止まれない。このいう状態に入ると止まったら最後、もう動けなくなる。

ひたすら最後のポイント、塩尾寺を目指す。

でもなかなか出て来ない。「塩尾寺はどこじゃー!」と下りまくる。

実はこのパートのトレイルってかなり魅力的。ずーっと下りなんで元気なら結構飛ばせて楽しいはず。
六甲山頂までケーブルで上がって、この下りだけ走るっていいかもーと、楽しい事を想像しながら
下る。下る。

と、ようやく現れた塩尾寺。「えんぺいちゃん!やっと会えたのね!」




あー、長かったー。これでトレイルは完全に終わり。あとは宝塚までのロードの下りが3km程。
足にはくるけど、今日は大丈夫みたい。ジョグでゆっくり下る。



時折見える宝塚市街、「おおー!やっときたよー!宝塚ー!」
叫びながら下る、下る。

完全に街に降りて来て、阪急宝塚駅前へ19:03、ゴーーーーーーール!





うをー!やったー!完走出来たー!
しかも実は目標タイムを12時間に設定していて、実際は16時間くらいかかるだろうと思っていたのが
まさかの12時間切り!

うれしすぎー!感動っすー!

あまりの感動と、ここまでストイックに準備して進んできたことがこみ上げてきて
泣いてしまいました(^^;

4/29 19時過ぎに阪急宝塚駅前でトレランのかっこして、帽子で顔隠して泣いていたおっさんは私です(^^;

これを書いてるいまでもそんなタイムで完走出来たのは不思議な感じ。
まあ、物資の準備、体の準備、ココロの準備、まわりの状況が全てプラス方向で一致した、
最高にタイミングの良かった一日だったんでしょう。

この完走は自身の「走る」ことに関してすごく自信になりました。
走り始めてからここまで1年ちょっとかかったけど、今までがあってのこの日だったかなと。

毎回こんな感動はないかもしれないけど、この日の感情はずっと持ったまま、また行きたいなー!

おっしゃー!これからも走るぞー!

六甲山、またよろしくーーー!

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ではではエンドロールとなりました。今回のスペシャルサンクスです。

 ・SHMWの北野さん、前日に買い物に行ってお話できたのはすごくチカラをもらいました。ありがとうございます!
 ・レオちゃんマンさん、コメントでのアドバイス、すごく参考になりました!感謝です!
 ・文中「調べて」というのはこのサイトのことです。事前のイメトレにすごく役立ちました。感謝感謝です!
 
最後に一日遊ばせてくれた嫁さん、とってもありがとう!おかげで最高の一日でした!

この日の疲れは5/2からのキャンプでこれまたたっぷりと癒しました。
そのレポはなるべく早いうちに....

あ、ここまで読んでくださった方にもサンクスでっす!
 




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