OMM JAPAN RACEに参加して

まっつんパパ

2014年12月16日 01:34

イギリス発の全て自己責任の元に、
地図を頼りに二日間に渡り野山を駆け回る壮大なレース。

OMM。
OMM JAPAN RACE。
おーえむえむ。

このブログをいつもご覧いただいている方ならこれらの単語を
夏以降からだんだんと盛んに耳にするようになられていたはず。
そして最近ではまるで火山の爆発の後に出現する新島のごとく、
あらたなカテゴリを突然築いてしまった感すらありますね。

実は私も参加させていただいておりました。
選手ではなくスタッフの一員に入れていただいて。




スタートもゴールもしていないのですが、
とても得るもの多かった四日間でしたよ(^^




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私が参加したのは記録計測スタッフの一人としてです。
そうです、自身の本業の延長です。
今回は光栄なことにJOA(日本オリエンテーリング協会)の方々で構成される
計測チームに加えていただいたのでした。

OMMとは?はこちらで見ていただくとして、
その内容はトレイルレースよりオリエンテーリング色の非常に濃いものでした。
計測チームの方々も普段は選手として出場しながらご自身で大会を開催し、
運営されてるとのこと。とても刺激になりました。

現地である東伊豆には、大会の週の木曜日から入りました。
そしたらなんとこの日は普段でもなかなか見る事のできない「大晴天大」!




会場近辺を見にあがったらこの壮大な景色!
彼方の尾根筋まで見渡せ、こんな場所を駆け抜ける事の出来る選手の皆さんが
とてもうらやましく思えたり(^^;

一日目はJOAの方と顔合わせとMTG。
フムフムフムとメモ大会。

二日目の朝は時間があったので、
山岳チームの方のコントロールの設置について行きました。



「コントロール」とは、選手の方が指に付けたチップを差し込み、
確かにそこを訪れたという証明にするところです。
さすが山岳チームの方は地図読みが早く、ひょいひょいと地図に記された場所を探し当てます。
(横で簡単することしかできなかった私...)

ひとつ設置するたびに、うーん、ここかぁ捻ってるなあ、
もうちょっと手前でもいいんじゃない?と思う事もありましたが、
山岳チームの方は地図に正確にサクサクと...(当たり前)
ここを目指して選手の方が登ってくると思うとワクワクしましたね(^^

次は初日のスタートの設営。まずは二つあるカテゴリのうち、「ストレート」用から。
JOAの方の指示に従って組んだのがこちら。



お恥ずかしながら初めて見る形式でした...
三つのエリアに分かれてて、一つのエリアには4名の選手が入る事ができます。
そして1分経つごとに前から順にスタートし、後ろは詰めていきます。
地図はスタート一分前に渡され、スタート後に初めて見る事ができます。

もうひとつの「スコア」用はこちら。



こちらは参加選手全員が一緒に入って一度にスタートします。
今回用は直径35〜40mぐらいでした。

日本初の大きな大会のスタート地点を作る。
結構胸の熱くなる経験でした。
ここに明日、大勢の選手がやってくる。期待と不安を胸にここから二日間をスタートさせる。
ああぁ...選手じゃないのに涙目(^^;

作業は続き、こちらは一日目のゴール。



一日の山を駆けまわって帰ってくる選手をお迎えする演出も加えて設置します。


そして迎えた一日目のスタート!
残念ながら雨...
しかも次第に暴風雨....

それでもスタートに集まる選手はこの笑顔。


重いザックを背負ってもこの笑顔。


混合チームもこの笑顔。


やる気マンマンのこの笑顔。


待ちに待ったぜのこの笑顔。


ぶちかますつもり全開のこの笑顔。


雨とか風とか全く関係なし!(少なくともこの時点では...)
逸る気持ちを抑えきれない選手を見送る瞬間はこっちまでコーフンしてきます!
いえ、もちろんきっちり誘導はしていましたよ(^^

誘導しながら合間に皆さんのギアウオッチ(^^



大会前はいかにコンパクトに荷物をまとめるかという議論をあちこちで
聞く事ができましたが、実際当日になると、みなさん結構な大きさの荷物だったように思います。
レギュレーションに従って二日間の荷物を持つとなるとそうなるのでしょうか。

ザックの種類はOMMシリーズがやはりとても多く、他にはUDの20Lもかなり目にしました。
レインウェアもやはりOMMのカムレイカやその他が多かったですね。
全身OMMのチームを見て、OMM本国スタッフがとても喜んでるシーンもありました(^^

続いてこちらは「スコア」のスタート。


全員一斉にスタートエリアに入り、15分前に地図が配られ、
10分前から見てよいというルールです。

OKと同時に皆さんチームで真剣に作戦会議開始!



その後、全員でカウントダウンして一斉スタート!
更に暴風雨はひどくなる一方でしたが、そんな事おかまいなしに胸熱になる瞬間でした(T_T)


スタートを見送ったら、ゴール地点へ移動して計測業務を行います。
ゴールした選手の方のチップの読み取りと記録の確認作業です。

そのあとは最終の未帰還者の確認が遅くまで続きながら、二日目のスタートの設営です。



計測の仕事ってテントの下で難しい顔してるばかりと思われがちですが、
実は肉体労働も多いのです(^^;
今回のスタート、ゴール地点の杭打ちとテープ張りはほぼ手伝わせていただきました。
体を使う作業は好きなので、雨の深夜にたまにハンマーで自分の手を打ちながらも、

  「ここはもっと絞った方が進み易いよね」
  「ここからカーブの方向が変わるから吹き流しはこっちだな」
  「やっぱり見た目ビシっと揃ってる方がアガるよね」


なんて話しながら考えながら作業を進めていくのはとても楽しかったです。

時にはPCとにらめっこ、時は肉体労働、時には大きな声で応援する人、
自分の好きな事が全部できるこの仕事をやっていて良かったと思います。


そして最も重大任務はリザルトの算出と掲示です。
張り出したとたんに食い入るように見つめるみなさん。



この時が最も責任を感じ、プレッシャーを感じる瞬間です。
時には罵倒される事もありますが(^^;、それでも張り出された記録を見て一喜一憂し、
速い遅いスゴいと見知らぬ方同士でも会話がはじまり盛り上がっていったり、
満足して帰る方を見る事ができた時は心底ホッとします。


このような感じで他のスタッフの皆さんと過ごした四日間は
ハードではありましたが、とても濃密で充実した時間でした。
そして中から自分が見たOMMは以下のように思います。

 ▼OMMに「ない」もの
  ・エイド
  ・参加賞
  ・完走証
  ・リタイア時の回収バス
  ・コース上での仲間の応援

 ▼OMMに「ある」もの
  ・自身で道を開いていく高揚感
  ・コントロールを見つけた時の達成感
  ・チームで行動する連帯感
  ・オウンリスクの責任感
  ・全てクリアしてゴールした時の満足感


ないものはルール上のことなので受け入れるしかありません。
その中で装備を考え、作戦を練る事こそがこのレースの醍醐味だと思います。

そしてないものがあるからこそ(?)あるものがあるのではないでしょうか?
限られた環境と条件の中で全て自分で解決する。
ここをおもしろいと思えるかどうかが
出場するかしないかの判断の分かれ目ですね。

えー、なんか禅問答みたいになっちゃいました(^^;
どのレースでもそうかもしれないですが、
この大会では特に!出場して得る事ができるものは所謂物理的な「モノ」ではなく、
レースを通じて自身の中に刻まれる「もの」だと思います。
あの、ほんとにそれだけです(笑)

ここまでで「んー、それだとちょっとなあ...」と思われた方は
残念ながら他のレースに出場されるほうが有意義で楽しい時間を過ごせるでしょう。

まだ場所も時期も開催されるかどうかさえ正確には発表されていないですが、
上記を全てゴックンと飲み干して余す事なく消化できるという方は、
地図読みスキルを磨きまくった上で(このレースでは必須スキルです)、
第二回に参加をされると他では得れない経験ができると思いますよ。

という(条件付きで)大オススメのレースです(^^)

私もまた呼んでいただけるならぜひ関わりたいです。
JOAのみなさんとまた一緒に仕事できて、選手の皆さんを応援できれば最高ですね!
それまで私も自身のスキルを磨きます。
今回この機会を与えてくださったTさんと、全ての関係者の皆様に感謝いたします。

そして今回出場して満足な結果だった方もそうでなかった方も
またぜひ次のフィールドでお会いしましょう!

 FACE YOUR CHALLENGE

いい言葉ですね。

そうですよ!お二方もまたどこかでチャレンジで(^^







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