必要以上にそれだけを求めてはいないのですが、
山に行く時に持って行く荷物、ザックはコンパクトで軽いにこした事はないです。
単純にラクですからね(^^
いつも持って行く物は試行錯誤しているのですが、
ザックが大きいとあれやこれやと詰めてしまって安心出来るけど
帰ってきたら使わないものたくさん...
逆に小さいと荷物を絞るので、持って来なかった事に後悔する事も...
むー、どっちなのだ...その間くらいがないのかと思っていた時に目をつけたのが
このザックです。
すでに使ってる方もたくさんいらっしゃるでしょうから、
目新しい説明はないかもしれませんが、とても良かったので紹介しますね。
山と道 MINI X-Pac ver. です。
長く使えそうなとってもシンプルな形とデザイン。
でもその中に作り手の思いと工夫がたくさん詰まっているザックだと思います。
まず感心したのが、
写真では分かりづらいかもしれませんが、底部に向かってテーパードしていて、
上部ほど多くの荷物を詰め易くなっている点。
下部に詰める事の出来る量に制限があるので自然と上部に多くの荷物が入ることになり、
荷重も上部にかかる部分が大きくなります。
いや、これはいいですよ。お陰で背負った時にズシン腰部分にくることがないですから。
肩甲骨から胸骨にかけて上半身で気持ちよく荷重が出来る
と山と道の商品Webページに説明があるのですがまさにその通りで、
気持ちいいぐらいにぐぐっと上半身にのっかってきます。
その上半身荷重をさらに確実で快適なものにしているのが、
この胸のストラップです。
どんなザックにもありますが、ザックによっては締めてもあんまり関係ないのも実際ありました(^^;
でもこれは違う。ここを締めると上半身荷重がさらにグッと確実なもになります。
そしてひょいひょい歩けるんです。これは快適です。
身長168cmの私が背負ったらこんな感じです。
サイズはワンサイズですが、ちょうどよい大きさです。
そして機能面を順にですが、まずポールの固定方法。
底部のストラップに一方を留めます。
このストラップは底部にマットなどを固定出来るストラップと兼用です。
そして上部のストラップにも固定します。
するとこのように。
優れているのはこのようにポールを二本固定しても
サイドポケットもフロントポケットも、まだ空いているという点です。
他のザックではサイドポケットに差し込むパターンが多いですが、
そうなるともうそれで他のものは入れにくくなります。
フロントポケット前のバンジーコードで留める場合もしかりで、
フロントポケットから物を出し入れするのが面倒になります。
こうやって二本留めても他の収納部分に干渉しないというのはとてもありがたいです。
また、装着した時に二本のポールがVの字になることで、
先に述べましたザックの形状が下に向かって絞られているのがよくわかるかと思います。
フロントのバンジーコードにもありそうでない工夫が。
バンジーコードはサイドから回り込んでいますが、
フロント部の真ん中のパーツで一カ所留められています。
これは簡単に外れるので、ジャケットやマットなどを留めたり外したりが
とてもラクです。
ジャケットを留めておいて外す時にバンジーコードが引っかかって
みよーんってなってなかなか外れずにイライラするとかなくなるんで
とても良いです(^^;
フロントポケットです。
ザックの横幅ほぼいっぱいに開く止水ファスナーがあって、
深さもあって結構ものが入ります。
それでいて全体のシンプルなデザインと印象を損ねずに一体化しているのが素晴らしいと思います。
もちろん中がパンパンだとこのスペースは小さくなってしまいますが、
最初からこのポケットを活用出来るパッキング方法を考えれば便利なポケットです。
私はポケットで分けたい派なのでうれしいですね。(^^
ポケットと言えば、
ハイク用のザックってトレラン用ザックと違ってなんでこんなにポケット少ないんだろう?
と最初は思ってましたが、トレラン用ザックは走りながら物を出し入れするので必要なのですが、
ハイク用はその必ずしもその想定でなくてもいいからなんですよね。
急がないから取り出す時はザックをおろせばいいわけだし。
フロントボトルもそう。
トレラン用はすでにどこのメーカー、ブランドのものでも標準装備ですが、
ハイク用にはほぼない。
便利なのにと思ってましたが、
これ、三点支持の場面だったり、よじ上ったりする時には邪魔なんですよね(^^;
ハイクの場合は体前面は極力フラットでいろいろない方がいいです。
ハイクとトレラン、同じ山に入るアクティビティでも必要とされるギアの機能は
違うんだなーと最近実感して、ますますギア選びが楽しくなってるこのごろです(^^
メインの気室は一つ。
締める方法はキンチャク方式+ストラップです。
この上の部分は結構長くてここまであります。
上から見るとズドーンと下まで袋状で口も大きく、荷物の出し入れはやり易いですね。
それでこのザックの容量なんですが、公称25Lで最大30Lとなってますが、
ほんとによく入ります。この撮影時にはテストも兼ねて、
「寝る道具」で書いたアイテムのうち、シュラフ以外を。
「食べる道具」で書いたアイテムを全部にプラスして
NORDISKのテントも入れてますが、
まだ余裕あります。これに着替えと食料足しても十分入ります。
1泊テント縦走分は全く問題ないですし、ギアを考えれば2泊テント縦走も十分可能と思います。
これはワクワクしますねー♪
逆にこれに入るだけで最大限快適なギア選びとおいしい食料選びをするのが楽しみになってきました(^^
がっつり荷物をいれても安心できるのがこのショルダーストラップ。
厚めでしっかりしたものなので、
長時間担いでいても鎖骨あたりが痛くなったりすることも少ないと思いますよ。
このザックの特徴である上半身荷重はこの部分も大きく関係しているはずです。
サイドポケットはライクラの生地がよくのびてボトル等入れ易いです。
幅は丁度1Lのプラティパスぐらいですね。
ただ、背負いながらの出し入れはササッとできるというわけでもないかな?
私の体が固いから?(^^;
まあハイクの時は一度降ろしてから取り出すでもいいじゃないですか。
ゆっくりいきましょう(^^
※2016/1/28追記
山と道さんから直々にコメントいただきました。
サイドポケットへのアクセスはショルダーベルトを緩めると
やり易くなるそうです。
試してみましたが、そうするとポケットを引き寄せやすくなりますね。
山と道さん、ありがとうございます(^-^)/
底部にストラップがあります。
マットやその他軽いものを留めることができます。
私の場合、マットは今はインフレータブルのものがお気に入りなんで中に入れて、
上の写真のように三脚を留めるのに使ってます。
背負ったまま取り出し&収納ができるのでとても便利です。
ブロガーにとって背負ったままで三脚が出し入れできるのは
ポールを出し入れ出来るより大事なことなんですよ。
自撮りチャンスを逃さない為に(笑)
あと、オプションになりますが、より便利に容量を増やしたければ、
山と道 ZIP packがあります。
もともとこのザックは上半身で背負うこと前提の設計ですから
ウェストベルトもオプションなのですが、
そのウェストベルトに取り付けることのできるパックです。
これがこぶりかと思ったら結構容量がありまして、
色んなものが入るんですよ。
上の写真では入っているのはスマホとサイフとコンパスですが
まだ十分入ります。行動食やエマージェンシーキットもOKです。
ダブルファスナーでどっちからも開けたり締めたりできるのも便利です。
左右に付けるとこんな感じですね。
んー、これはそのときの山行によってはどっちか一つでもいいかも(^^;
二つつけると余計な物を入れてしまいそう...
このパックを付けて、ウェストベルトを締めても全体のバランスはかわらず、
背負い易さもそのままです。とっても優秀!
このパックは単体で見てもデザインもとても良いので、
別途肩掛け用のストラップを探してきて取り付ければサコッシュ代わりにもなりそう。
取り付けることのできるループも付いてるし、うん、なんか探してこよう(^^
以上、細部まで見てみても、第一印象の、
「ナニコレ!とてもしっくりくる!」
を全く裏切らない最高のザックです。
私は主にハイクで使いますが、ロングレース等で走る場合でも使えると思いますよ♪
今のところまだ日帰りハイクでしか使ってないので、
これから縦走登山や1泊山行で使い倒して行くのがとても楽しみです!
さあてどっこ行こっかなー♪
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