2013年08月19日
トレイルラン!!大峯早駈 世界遺産で走らんかいっ!!
行きたい気持ちは数年来。実際の企画は一週間前。
突如もらったお盆休みの一日の8/15、
さらに突如声かけて集まってもらったみなさんと行ってきました「大峯早駈」!!
深く、壮大な山でした....
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突如もらったお盆休みの一日の8/15、
さらに突如声かけて集まってもらったみなさんと行ってきました「大峯早駈」!!
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前回行ったのは、奥駆ならぬ、早駈ならぬちょい駆。
弥山〜八経ヶ岳のみで、しかも残雪のあるGW前半だった。
その際にその山の深さに圧倒されて、ぜひとももう一度、雪のないシーズンに行ってみたかったが
ようやく今回かないました。
今回は天川村発着の奥駆道の北側主要ポイント一周コース。
ファンランドさんの設定された「大峯早駈コース」をほぼなぞらせていただきました。
スペックは、
・総距離:47.66km
・総時間:13時間14分
・累積標高:5,767m グラフはこちらからどうぞ
・マップ:こちらからどうぞ
という約半日強の日程。途中もう少し早くいけるかな?と思った時もあったけど、
そこは大峰奥駆道、そう簡単には行かせてくれないのでした....
ではではスタートから。
集合は前日の夜。今回はメンバーのT井さんのご好意で車を出していただき(大感謝!!)
日が変わる前に現地着。満点の星空で翌日の天気に期待しつつ、天川村役場の駐車場でそのまましばし仮眠。
当日はたっぷり一日使うため、3:00起床で朝食&準備して、4:00に出発。
まずは洞川まではロード。夜もまだ明けないので歩きも入れてゆっくりと。
大峯奥駈道は本来一般的な登山道ではなく、本来は修験道の修行の道。
そこからくる元々のイメージと、実際の山の深さで他の山とは全く異なる趣があり、
今回も行く前からレースとは違う緊張感があったのだけど、実際スタートしてもそこは変わらず。
夜明け前というあやふやな時間帯と相まって、緊張感は増すばかり....
途中、ぽっかり口を開けるトンネル。
昼間に他の地域でみればなんてことないただのトンネルだけど、
この地で見れば、ある種異様な雰囲気を醸し出していた...
心してかかられよ
修験道からの声にピリッと身が引き締まる。
ほどなく洞川の温泉街。
古くこじんまりとした温泉街だけど、逆にこれからはじまる修験道へのアプローチとしては
ピッタリの雰囲気漂う感じ。
さらにロードで進み(計10kmほど)、ようやく修験道のはじまり。
最初の山上ヶ岳を目指す。手を合わせて今回の旅の無事を祈願してスタート。
ここからは女人禁制。その門をくぐると、はい、当然上りで始まります(^^;
上り一辺倒ではなく、時折現れるフラットなコースで心癒される。
一本松茶屋、お助け水を経て、ようやく奥駆道との出合い、洞辻茶屋に出る。
あー、来たよ奥駆道。前回はちょろっとかすめただけだったけど、今回はその道をがっつり進むことができる、
少し震える。そして右手に行くとその先には吉野へと続く道。左は熊野へと続く道。
ここは浪漫を感じずにはいられない。おにぎり食べて談笑しながらもこの時点で結構感動(^^
さて、まだ早朝とはいえ、先を急ぐ。まぶしい緑の中を走る。
走ったりのぼったり、途中ハイカーの方と話したり、
そしてようやく現れた木々の向こうにたたずむ宿坊郡。あそこが山上ヶ岳だ。
逸る心を抑えたくても目線をちょっと変えるだけでこんな景色のオンパレードに、
嬉しさは抑えきれない。
そして有名な修行ポイントの「西の覗」
全員初めて+前回のDANGAN立山と違い今回は快晴に恵まれ、景色が堪能できたので、
ここでわいわいのいいながら結構な時間を過ごす(^^
絶景パート1。
はい、絶叫です(^^;
かろうじて覗くももともと高いところは苦手なので(何故山に行く?!)、足がすくんで立てない...
みんな写真撮りまくってたけど、いやちょっとそろそろ行かないとってことで次へ。
この大きくはないけど堂々とした構え、大峰山寺です。
手を合わせて門をくぐり、その先の本堂でも手を合わせて安全を祈願。
そしてずっと来てみたかった、山上ヶ岳の頂上のお花畑。
時期なのか?花はなかったけど、クマザサの茂る平たい場所。他のみなさんは結構冷静だったけど、
私はうれしくて一人走り回ってしまい、肝心の写真を撮り忘れた...と思ったら
ケンさんが撮ってくれてました。サンクスです!
もうちょっとここで景色を堪能していたかったけど、いやいやそろそろ行かないとその2ってことで
再び先を目指す。
快晴の空についつい景色に目が行き、走りがおそろかに。
いやほんと前だけ見て進むのはもったいないコース。
そして今回それは多くの魅力的なトレイルがあったけど、
中でもみな絶賛してたのがこの山上ヶ岳から大普賢岳までのトレイル。
濃い緑の中を左右に蛇行しながらわずかなアップダウンのみで朝の優しい光に照らされながら続く
フラットに近いトレイルは、まさに天空の道。みんな自然にペースアップ。
ここだけずっと往復していたい気持ちだった。
すぐにでもまた行きたくなるトレイルはこちらから
そして最初の給水ポイントの「小笹の宿」。
きれいで冷たい湧き水が豊富に流れてて、天空の道ランもしばし休憩。
その場で飲んで補給もして、山の恵みで完全リフレッシュ。
再び光差すトレイルへ戻り、先を目指す。
思わずにやけてしまうしかないトレイルはこちらから
そして女人禁制区間をようやく駆け抜ける。よしっ!の一枚(^^
まだまだ終わらない天空の道。みんなテンションがまったく下がらない。
しつこいようですが、ぜひみてほしいトレイルはこちらから
そして大普賢岳。
ああ、絶景かな、絶景かな...
この先の行者還岳までのコースはかなり険しいとのことで、しばしここで腰を降ろして補給タイム。
快晴の絶景で補給していると普段の三倍くらい回復するような気がする(^^
ここでもゆっくりしていたかったけど、いきなりの激下りをスタート。
途中の絶景ポイント「水太覗」
柔らかな笹が続いてると思いきや、実は断崖絶壁....身がすくむ...
しばらくはまだ走れる道が続き、「あれ?さっきの激下りだけ?ひょっとして?」
なんてナメたこと考えてたら出てきました。鎖場です。
ここは素直に鎖のお世話になります。と、いうか鎖なしでは進めない...
その鎖場セクションの途中に発見!あっ!ここは有名なあの方々のプロフィール画像撮影ポイントでは!?
同じポーズで撮ろうと思いましたが、怖い!ここであのポーズはこわくてできません....
次は撮るぞとゆるい決心をして先へ(^^;
まだ続く鎖場。
さらにはしご。
はしごはお尻から降りないと危険なところも。
そこをクリアしたと思ったら板場?
柵とかなし。薄い板が渡してあるだけ。思い出しても足がすくむ....ちょっとモウ怖い...
でも視線を上げれば絶景。
怖いわ、すごいわ、楽しいわで気がもたない...
いつの間にやら七曜岳。ここはピークというかほぼ岩場...
みんなぎゃーぎゃーいいながら、行者還岳の取り付きへ到着。
ここのピークは奥駆道から外れるのでピークまで別途往復要。
行者還岳。残念ながら眺望はなし。
ここからもまだ鎖&はしごは続いて、途中にあった水場を見落とす...
はっぴーきゃんぱーさんだけ気付いたみたいだったけど、かなりチョロチョロだったらしい...
実はあてにしてたけど、仕方がないので次の水場の予定だった弥山を目指して進む。
行者還小屋。
この中に水道はあったけど、元は雨水なので煮沸しないと飲料としては適さないとのこと。
うーん、仕方ない、みんな結構減ってきてるけど仕方ない、そのまま進む。
と、ここで先行しているメンバーが衝撃の事実をハイカーさんから聞く。
次の水場として大きく予定していた弥山小屋は締まってて、水がない!ということ...
スタートして明け方〜早朝タイムはさほどでもなかったけど、
AM9:00を回るとさすがに日差しも強くなり、走れる道、緊張の道の連続でみんな結構水を消費していた。
すれ違ったハイカーさんが持ちすぎたのでということで水を分けてくれたけど、
5人全員を満たすほどはなく、これまでの楽しい山行が一転してこのまま続けるかどうかの窮地に。
それを聞いて、
直前の鎖場&はしごポイントでは雄叫びとともにまさに進撃とも言うべきテンションで爆進していた、
メンバー中、随一の燃費を誇る(逆の方向で)T井さんのテンションゲージがみるみるダウン。
ダウンしすぎてマイナス方向まで突抜けそうなほどになり、あっという間に別人に。
さらにその別人変化具合はその時のまわりの空気も吸い込み、
一行はT井さんのテンション下げ下げゾーンに取り込まれてしまうことに!!(笑)
T井さんの状況説明はまあすこし(かなり?)誇張はあるとして(^^; 、状況はよくない。
下山?エスケープ?いや、すぐに道はない。
来た道戻る?いや、それもかなりある。
結局は狼平までがんばって(川がある)そこで補給しようということに。
水がないからここからは省エネで歩きペースで進む。
大峰の教訓、道中の水場はもともと乏しいから、
最初からMAXで持ち、補給出来るところではMAXまで補給をしないとダメですね。
真夏ならスタートで3L持ってても足りるかどうかでしょう。
今回はみな2L〜2.5Lくらいでした。ここは大きな反省点です。
でも歩くことによって景色が楽しめたり(^^
いやー、やっぱりいいとこです。水はないけど(^^;
省エネ進行が功を奏して、なんとか弥山まで到着。やっぱり小屋は閉まってて、水の補給はできず。
とりあえず八経ヶ岳を目指して、早く狼平まで降りよう!ということでスタート。
あそこまで上るのかー!といいながら進む進む。
そして無事近畿最高峰をクリア。
今回着用していたTRIMTEXのTシャツはなかなかに快適。
これについては別途アップしますね。
ここからは天川川合まではほぼ下り一辺倒。ブナの隙間を縫うようなコースは大好きなところです。
各自のペースで駆け下りて、無事狼平到着。
冷たい川の水をゴクゴク飲んで、ほっと一息。全員生き返りました。
ここですでに15:00ごろだったので、じっとしてると冷えてくるし、残りの行程分の水を補給して出発。
ここで事前に買った、一口はちみつ?を最後の下りに向けて注入。
モロはちみつなのでこれは効きます!目が醒めたし、元気も出た。これは今後ロングでも使っていきたいです。
ただ難点はゴミがかさばることです...
ここからは難しい分岐もないので、各自のペースでダウンヒル。すっとんでいくメンバーはすぐに見えなくなる...
私はとぼとぼと後ろから、なるべく歩かないように気をつけて下っていく。
この川合へ向かうコースは途中、ブナの森を抜けるところが大好きなところです。
急にパッと開けた広いところが気持ちいいんですよねー。
そして無事、最後の分岐の栃尾辻へ到着。
途中に会ったハイカーさんの情報で、川合側は土砂崩れで通行できないって話でしたが、
実際は逆側だったみたいで一安心。
川合へ降りれないとなると、最後にまたロードがあるはめになっていたところでしたから。
一安心はしてもここからはまだ1時間ほどかかる長い長い下り。
途中、雨雲が張り出してきてゴロゴロ空が鳴る中、各自もくもくと下る下る。
そしてようやくゴール!!!
4:00にスタートして下山完了は17:00ごろ、長かったー!
全員ロストなく、ケガなく全て通せたことに感謝感謝です(^^
最後は洞川温泉まで戻って、温泉でさっぱり。
大峰早駆。無事走破でございます!
今回は天気にも恵まれ、山行をかなり堪能できました。
大峰山脈は関西では六甲や生駒、その他の山系とは全く異なる雰囲気を持つ山でした。
その山は深く、濃く、壮大で、トレイルランってスタイルで望んで果たしていいのかどうかとも思ってしまうところ。
山に対する畏怖の念が自身の中で自然に湧いてくる貴重な山系ですね。
次は季節を変えてもう一度このコースもいいし、難コースとされる南側にもぜひチャレンジしたい。
そしていつかは北から南まで通して熊野本宮まで。
急がずとも今後のお楽しみに大切にとっておきたいです(^^
好きだと言える山が増えていくのは楽しいことですね!
最後に、
貴重なお盆休みを1日くれた家族にとってもありうがとう!
そして今回わがままな日程および場所選定に快く参加してくださったみなさんほんとに感謝です!
激楽しかったです!
次はもっと事前に.......
あ、多分また急かな(^^;
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弥山〜八経ヶ岳のみで、しかも残雪のあるGW前半だった。
その際にその山の深さに圧倒されて、ぜひとももう一度、雪のないシーズンに行ってみたかったが
ようやく今回かないました。
今回は天川村発着の奥駆道の北側主要ポイント一周コース。
ファンランドさんの設定された「大峯早駈コース」をほぼなぞらせていただきました。
スペックは、
・総距離:47.66km
・総時間:13時間14分
・累積標高:5,767m グラフはこちらからどうぞ
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という約半日強の日程。途中もう少し早くいけるかな?と思った時もあったけど、
そこは大峰奥駆道、そう簡単には行かせてくれないのでした....
ではではスタートから。
集合は前日の夜。今回はメンバーのT井さんのご好意で車を出していただき(大感謝!!)
日が変わる前に現地着。満点の星空で翌日の天気に期待しつつ、天川村役場の駐車場でそのまましばし仮眠。
当日はたっぷり一日使うため、3:00起床で朝食&準備して、4:00に出発。
まずは洞川まではロード。夜もまだ明けないので歩きも入れてゆっくりと。
大峯奥駈道は本来一般的な登山道ではなく、本来は修験道の修行の道。
そこからくる元々のイメージと、実際の山の深さで他の山とは全く異なる趣があり、
今回も行く前からレースとは違う緊張感があったのだけど、実際スタートしてもそこは変わらず。
夜明け前というあやふやな時間帯と相まって、緊張感は増すばかり....
途中、ぽっかり口を開けるトンネル。
昼間に他の地域でみればなんてことないただのトンネルだけど、
この地で見れば、ある種異様な雰囲気を醸し出していた...
心してかかられよ
修験道からの声にピリッと身が引き締まる。
ほどなく洞川の温泉街。
古くこじんまりとした温泉街だけど、逆にこれからはじまる修験道へのアプローチとしては
ピッタリの雰囲気漂う感じ。
さらにロードで進み(計10kmほど)、ようやく修験道のはじまり。
最初の山上ヶ岳を目指す。手を合わせて今回の旅の無事を祈願してスタート。
ここからは女人禁制。その門をくぐると、はい、当然上りで始まります(^^;
上り一辺倒ではなく、時折現れるフラットなコースで心癒される。
一本松茶屋、お助け水を経て、ようやく奥駆道との出合い、洞辻茶屋に出る。
あー、来たよ奥駆道。前回はちょろっとかすめただけだったけど、今回はその道をがっつり進むことができる、
少し震える。そして右手に行くとその先には吉野へと続く道。左は熊野へと続く道。
ここは浪漫を感じずにはいられない。おにぎり食べて談笑しながらもこの時点で結構感動(^^
さて、まだ早朝とはいえ、先を急ぐ。まぶしい緑の中を走る。
走ったりのぼったり、途中ハイカーの方と話したり、
そしてようやく現れた木々の向こうにたたずむ宿坊郡。あそこが山上ヶ岳だ。
逸る心を抑えたくても目線をちょっと変えるだけでこんな景色のオンパレードに、
嬉しさは抑えきれない。
そして有名な修行ポイントの「西の覗」
全員初めて+前回のDANGAN立山と違い今回は快晴に恵まれ、景色が堪能できたので、
ここでわいわいのいいながら結構な時間を過ごす(^^
絶景パート1。
はい、絶叫です(^^;
かろうじて覗くももともと高いところは苦手なので(何故山に行く?!)、足がすくんで立てない...
みんな写真撮りまくってたけど、いやちょっとそろそろ行かないとってことで次へ。
この大きくはないけど堂々とした構え、大峰山寺です。
手を合わせて門をくぐり、その先の本堂でも手を合わせて安全を祈願。
そしてずっと来てみたかった、山上ヶ岳の頂上のお花畑。
時期なのか?花はなかったけど、クマザサの茂る平たい場所。他のみなさんは結構冷静だったけど、
私はうれしくて一人走り回ってしまい、肝心の写真を撮り忘れた...と思ったら
ケンさんが撮ってくれてました。サンクスです!
もうちょっとここで景色を堪能していたかったけど、いやいやそろそろ行かないとその2ってことで
再び先を目指す。
快晴の空についつい景色に目が行き、走りがおそろかに。
いやほんと前だけ見て進むのはもったいないコース。
そして今回それは多くの魅力的なトレイルがあったけど、
中でもみな絶賛してたのがこの山上ヶ岳から大普賢岳までのトレイル。
濃い緑の中を左右に蛇行しながらわずかなアップダウンのみで朝の優しい光に照らされながら続く
フラットに近いトレイルは、まさに天空の道。みんな自然にペースアップ。
ここだけずっと往復していたい気持ちだった。
すぐにでもまた行きたくなるトレイルはこちらから
そして最初の給水ポイントの「小笹の宿」。
きれいで冷たい湧き水が豊富に流れてて、天空の道ランもしばし休憩。
その場で飲んで補給もして、山の恵みで完全リフレッシュ。
再び光差すトレイルへ戻り、先を目指す。
思わずにやけてしまうしかないトレイルはこちらから
そして女人禁制区間をようやく駆け抜ける。よしっ!の一枚(^^
まだまだ終わらない天空の道。みんなテンションがまったく下がらない。
しつこいようですが、ぜひみてほしいトレイルはこちらから
そして大普賢岳。
ああ、絶景かな、絶景かな...
この先の行者還岳までのコースはかなり険しいとのことで、しばしここで腰を降ろして補給タイム。
快晴の絶景で補給していると普段の三倍くらい回復するような気がする(^^
ここでもゆっくりしていたかったけど、いきなりの激下りをスタート。
途中の絶景ポイント「水太覗」
柔らかな笹が続いてると思いきや、実は断崖絶壁....身がすくむ...
しばらくはまだ走れる道が続き、「あれ?さっきの激下りだけ?ひょっとして?」
なんてナメたこと考えてたら出てきました。鎖場です。
ここは素直に鎖のお世話になります。と、いうか鎖なしでは進めない...
その鎖場セクションの途中に発見!あっ!ここは有名なあの方々のプロフィール画像撮影ポイントでは!?
同じポーズで撮ろうと思いましたが、怖い!ここであのポーズはこわくてできません....
次は撮るぞとゆるい決心をして先へ(^^;
まだ続く鎖場。
さらにはしご。
はしごはお尻から降りないと危険なところも。
そこをクリアしたと思ったら板場?
柵とかなし。薄い板が渡してあるだけ。思い出しても足がすくむ....ちょっとモウ怖い...
でも視線を上げれば絶景。
怖いわ、すごいわ、楽しいわで気がもたない...
いつの間にやら七曜岳。ここはピークというかほぼ岩場...
みんなぎゃーぎゃーいいながら、行者還岳の取り付きへ到着。
ここのピークは奥駆道から外れるのでピークまで別途往復要。
行者還岳。残念ながら眺望はなし。
ここからもまだ鎖&はしごは続いて、途中にあった水場を見落とす...
はっぴーきゃんぱーさんだけ気付いたみたいだったけど、かなりチョロチョロだったらしい...
実はあてにしてたけど、仕方がないので次の水場の予定だった弥山を目指して進む。
行者還小屋。
この中に水道はあったけど、元は雨水なので煮沸しないと飲料としては適さないとのこと。
うーん、仕方ない、みんな結構減ってきてるけど仕方ない、そのまま進む。
と、ここで先行しているメンバーが衝撃の事実をハイカーさんから聞く。
次の水場として大きく予定していた弥山小屋は締まってて、水がない!ということ...
スタートして明け方〜早朝タイムはさほどでもなかったけど、
AM9:00を回るとさすがに日差しも強くなり、走れる道、緊張の道の連続でみんな結構水を消費していた。
すれ違ったハイカーさんが持ちすぎたのでということで水を分けてくれたけど、
5人全員を満たすほどはなく、これまでの楽しい山行が一転してこのまま続けるかどうかの窮地に。
それを聞いて、
直前の鎖場&はしごポイントでは雄叫びとともにまさに進撃とも言うべきテンションで爆進していた、
メンバー中、随一の燃費を誇る(逆の方向で)T井さんのテンションゲージがみるみるダウン。
ダウンしすぎてマイナス方向まで突抜けそうなほどになり、あっという間に別人に。
さらにその別人変化具合はその時のまわりの空気も吸い込み、
一行はT井さんのテンション下げ下げゾーンに取り込まれてしまうことに!!(笑)
T井さんの状況説明はまあすこし(かなり?)誇張はあるとして(^^; 、状況はよくない。
下山?エスケープ?いや、すぐに道はない。
来た道戻る?いや、それもかなりある。
結局は狼平までがんばって(川がある)そこで補給しようということに。
水がないからここからは省エネで歩きペースで進む。
大峰の教訓、道中の水場はもともと乏しいから、
最初からMAXで持ち、補給出来るところではMAXまで補給をしないとダメですね。
真夏ならスタートで3L持ってても足りるかどうかでしょう。
今回はみな2L〜2.5Lくらいでした。ここは大きな反省点です。
でも歩くことによって景色が楽しめたり(^^
いやー、やっぱりいいとこです。水はないけど(^^;
省エネ進行が功を奏して、なんとか弥山まで到着。やっぱり小屋は閉まってて、水の補給はできず。
とりあえず八経ヶ岳を目指して、早く狼平まで降りよう!ということでスタート。
あそこまで上るのかー!といいながら進む進む。
そして無事近畿最高峰をクリア。
今回着用していたTRIMTEXのTシャツはなかなかに快適。
これについては別途アップしますね。
ここからは天川川合まではほぼ下り一辺倒。ブナの隙間を縫うようなコースは大好きなところです。
各自のペースで駆け下りて、無事狼平到着。
冷たい川の水をゴクゴク飲んで、ほっと一息。全員生き返りました。
ここですでに15:00ごろだったので、じっとしてると冷えてくるし、残りの行程分の水を補給して出発。
ここで事前に買った、一口はちみつ?を最後の下りに向けて注入。
モロはちみつなのでこれは効きます!目が醒めたし、元気も出た。これは今後ロングでも使っていきたいです。
ただ難点はゴミがかさばることです...
ここからは難しい分岐もないので、各自のペースでダウンヒル。すっとんでいくメンバーはすぐに見えなくなる...
私はとぼとぼと後ろから、なるべく歩かないように気をつけて下っていく。
この川合へ向かうコースは途中、ブナの森を抜けるところが大好きなところです。
急にパッと開けた広いところが気持ちいいんですよねー。
そして無事、最後の分岐の栃尾辻へ到着。
途中に会ったハイカーさんの情報で、川合側は土砂崩れで通行できないって話でしたが、
実際は逆側だったみたいで一安心。
川合へ降りれないとなると、最後にまたロードがあるはめになっていたところでしたから。
一安心はしてもここからはまだ1時間ほどかかる長い長い下り。
途中、雨雲が張り出してきてゴロゴロ空が鳴る中、各自もくもくと下る下る。
そしてようやくゴール!!!
4:00にスタートして下山完了は17:00ごろ、長かったー!
全員ロストなく、ケガなく全て通せたことに感謝感謝です(^^
最後は洞川温泉まで戻って、温泉でさっぱり。
大峰早駆。無事走破でございます!
今回は天気にも恵まれ、山行をかなり堪能できました。
大峰山脈は関西では六甲や生駒、その他の山系とは全く異なる雰囲気を持つ山でした。
その山は深く、濃く、壮大で、トレイルランってスタイルで望んで果たしていいのかどうかとも思ってしまうところ。
山に対する畏怖の念が自身の中で自然に湧いてくる貴重な山系ですね。
次は季節を変えてもう一度このコースもいいし、難コースとされる南側にもぜひチャレンジしたい。
そしていつかは北から南まで通して熊野本宮まで。
急がずとも今後のお楽しみに大切にとっておきたいです(^^
好きだと言える山が増えていくのは楽しいことですね!
最後に、
貴重なお盆休みを1日くれた家族にとってもありうがとう!
そして今回わがままな日程および場所選定に快く参加してくださったみなさんほんとに感謝です!
激楽しかったです!
次はもっと事前に.......
あ、多分また急かな(^^;
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Posted by まっつんパパ at 04:06│Comments(12)
│大峰奥駆道
この記事へのコメント
いや~楽しかったというかヒサビサにツラかった~
あっわしスタート時時点で3.5リットルは持ってました♪
走力ないは水ないはでは皆さんにはついていけないし
まぁ持っててもついていけなかったけど
結果オーライでしたが
やはり最後わしには少し無謀な挑戦でした
絶対一人ではムリでしたが。。。
しかし、それなりにチカラもついてることがわかりました。
次回は10時間以内で走りきれるところがいいな
というより10時間で走りきれる走力をつければいいのか♪
あっわしスタート時時点で3.5リットルは持ってました♪
走力ないは水ないはでは皆さんにはついていけないし
まぁ持っててもついていけなかったけど
結果オーライでしたが
やはり最後わしには少し無謀な挑戦でした
絶対一人ではムリでしたが。。。
しかし、それなりにチカラもついてることがわかりました。
次回は10時間以内で走りきれるところがいいな
というより10時間で走りきれる走力をつければいいのか♪
Posted by はっぴーきゃんぱー at 2013年08月19日 10:43
荘厳で歴史を感じますねー。
畏怖の念が自然に湧くっていうのも写真見てるだけで分かる気がします。
立山で感じましたが大昔から山は人にとって大きな大きな存在なのですね。
恵みや災害をもたらすからでしょうか。美しいからでしょうか。
そんなことトレランするまでは考えもしませんでした(^^;)
近場の山に出向くときもなんとなく意識が変わりそうです。
それにしてもこの晴天で水切れはきついですねー。
そんななか逆ハイブリッドのT井さんのゲージダウン見たかったー(笑)
畏怖の念が自然に湧くっていうのも写真見てるだけで分かる気がします。
立山で感じましたが大昔から山は人にとって大きな大きな存在なのですね。
恵みや災害をもたらすからでしょうか。美しいからでしょうか。
そんなことトレランするまでは考えもしませんでした(^^;)
近場の山に出向くときもなんとなく意識が変わりそうです。
それにしてもこの晴天で水切れはきついですねー。
そんななか逆ハイブリッドのT井さんのゲージダウン見たかったー(笑)
Posted by しん at 2013年08月19日 14:13
大峰早駆、お疲れ様でした。
立山のときと違って、ホントにキレイな写真が多いですね〜
山の雰囲気が全然違うのが、良くわかります。
仕事休めず、参戦出来なかったのが悔やまれます。帰ってきたばっかりで申し訳ないのですが、おかわり企画を是非ともお願いしたいです。僕も「ようお参りでした!」って言いたい…
しかし、八経ヶ岳の山頂で、T井さんだけアタマ抱えてるように見えるのは、水切れテンションダウンのせいでしょうか…? (^_^;)
立山のときと違って、ホントにキレイな写真が多いですね〜
山の雰囲気が全然違うのが、良くわかります。
仕事休めず、参戦出来なかったのが悔やまれます。帰ってきたばっかりで申し訳ないのですが、おかわり企画を是非ともお願いしたいです。僕も「ようお参りでした!」って言いたい…
しかし、八経ヶ岳の山頂で、T井さんだけアタマ抱えてるように見えるのは、水切れテンションダウンのせいでしょうか…? (^_^;)
Posted by shigekaji at 2013年08月19日 14:33
>はっぴーきゃんぱーさん
え、3.5Lも持ってたの?!
それは重かったでしょー。
でもそれだけあっても丁度くらいやねー、真夏にここに来るなら。
無謀なんていやいや十分。
これで限界が延びたから次回はもっと行けるんでない?(^^;
または普通の山行がラクに感じたりして...
一人だと確かにしんどかったよねー。
コワイし...
まあまあパワアップしたことは確実なんでまたロングいきましょー!
え、3.5Lも持ってたの?!
それは重かったでしょー。
でもそれだけあっても丁度くらいやねー、真夏にここに来るなら。
無謀なんていやいや十分。
これで限界が延びたから次回はもっと行けるんでない?(^^;
または普通の山行がラクに感じたりして...
一人だと確かにしんどかったよねー。
コワイし...
まあまあパワアップしたことは確実なんでまたロングいきましょー!
Posted by まっつんパパ at 2013年08月19日 17:57
>しんさん
そうです「なんか違う」のはまさしくそこです。
ここは登山道ではなく、正確には「修験道」ですもんね。
山から放たれるオーラが違いました。
ぜひぜひ次回は感じてほしいです。
そして近場の山でもメジャー山域に入るときでもその気持ちをもって望めば
こっちの期待にも応えてくれるのかも。
ほんとに楽しみたいのなら、心の準備もかなり必要ってことですかねー。
T井さんの件は結構誇張してますから(^^;
でも「逆ハイブリッド」はいただきます(笑)
そうです「なんか違う」のはまさしくそこです。
ここは登山道ではなく、正確には「修験道」ですもんね。
山から放たれるオーラが違いました。
ぜひぜひ次回は感じてほしいです。
そして近場の山でもメジャー山域に入るときでもその気持ちをもって望めば
こっちの期待にも応えてくれるのかも。
ほんとに楽しみたいのなら、心の準備もかなり必要ってことですかねー。
T井さんの件は結構誇張してますから(^^;
でも「逆ハイブリッド」はいただきます(笑)
Posted by まっつんパパ at 2013年08月19日 18:02
>shigekajiさん
天候も含めて、雨でも晴れでもそれが山、自然を楽しむならそれくらいの....
とかなんとか聞くことありますが、正直、晴れが一番いいですよ。
それに勝るものはないです(^^
気持ちがぜんぜん違いますもんねー。
この日はほんと恵まれました。
前回は雪が残ってるときに行ったのですが、
やはりグリーンシーズンの方がいいですねー。
おかわり企画、ぜひやりたいです。
紅葉のシーズンなんて全く違う山になりそうですよねー。
あ、その写真確かにそう見えますね(^^;
T井さんの名誉のために報告しておきますと、
終始二番手で走ってはりましたよ。
ほんとタフな方です。
一時的にゲージダウンはしましたが(笑)
天候も含めて、雨でも晴れでもそれが山、自然を楽しむならそれくらいの....
とかなんとか聞くことありますが、正直、晴れが一番いいですよ。
それに勝るものはないです(^^
気持ちがぜんぜん違いますもんねー。
この日はほんと恵まれました。
前回は雪が残ってるときに行ったのですが、
やはりグリーンシーズンの方がいいですねー。
おかわり企画、ぜひやりたいです。
紅葉のシーズンなんて全く違う山になりそうですよねー。
あ、その写真確かにそう見えますね(^^;
T井さんの名誉のために報告しておきますと、
終始二番手で走ってはりましたよ。
ほんとタフな方です。
一時的にゲージダウンはしましたが(笑)
Posted by まっつんパパ at 2013年08月19日 18:10
逆ハイブリッド・・いいっすね(^^) アメ車よりイマ風ですよね。。
しかしすんませんでした・・負のオーラー全開やったみたいで。。あの時かなり疲労度マックスやったんですよねぇ・・申し訳ないっすm(__)m
これに懲りず誘ってやってくだされ。。
今回のブログの画像・・立山と違って白→青!綺麗すぎですね。。
次は秋の奥駈・・・行っちゃいましょ!!
しかしすんませんでした・・負のオーラー全開やったみたいで。。あの時かなり疲労度マックスやったんですよねぇ・・申し訳ないっすm(__)m
これに懲りず誘ってやってくだされ。。
今回のブログの画像・・立山と違って白→青!綺麗すぎですね。。
次は秋の奥駈・・・行っちゃいましょ!!
Posted by masuo at 2013年08月19日 21:15
かなりしんどかったはずなのに…
かなり怖い思いもしたはずなのに…
また行きたくなってしまってます(≧∇≦)
大峰山の山深さもそうなんですが、山の香り?におい?がたまらなく好きになりました。何のニオイだったんだろ?
で、またいきましょう。紅葉がいいなぁ。
かなり怖い思いもしたはずなのに…
また行きたくなってしまってます(≧∇≦)
大峰山の山深さもそうなんですが、山の香り?におい?がたまらなく好きになりました。何のニオイだったんだろ?
で、またいきましょう。紅葉がいいなぁ。
Posted by toyo at 2013年08月20日 00:44
>masuoさん
いえいえ、ネタにしましてすんません(^^;
あの時点ではみんな結構疲労きてましたよねー。
そこへ「水なし報道」ですから、テンションは下がって当然です。
ただそれまでの鎖場絶叫&雄たけびからのギャップがあまりにもあったもので(^^;
もちろんこれからもお誘いしますよ!
秋の大峰いいっすよねー。
南の地図見てたらさらにおそろしいですが、楽しくもなってきました。
企画せねば!
いえいえ、ネタにしましてすんません(^^;
あの時点ではみんな結構疲労きてましたよねー。
そこへ「水なし報道」ですから、テンションは下がって当然です。
ただそれまでの鎖場絶叫&雄たけびからのギャップがあまりにもあったもので(^^;
もちろんこれからもお誘いしますよ!
秋の大峰いいっすよねー。
南の地図見てたらさらにおそろしいですが、楽しくもなってきました。
企画せねば!
Posted by まっつんパパ at 2013年08月20日 13:37
>toyoさん
もういい!もう来ない!と思うのは終わった一瞬だけですね(^^
今回ほんとに怖いとこ多々あったし、終始晴れてたから良かったものの、
雨が降ろうものなら大変なことになってるコースでしたからねー。
香り、それはきっと「修験者の香り」なのでは?
(いまいち意味不明...)
必ずもう一回行きましょう!
もういい!もう来ない!と思うのは終わった一瞬だけですね(^^
今回ほんとに怖いとこ多々あったし、終始晴れてたから良かったものの、
雨が降ろうものなら大変なことになってるコースでしたからねー。
香り、それはきっと「修験者の香り」なのでは?
(いまいち意味不明...)
必ずもう一回行きましょう!
Posted by まっつんパパ at 2013年08月20日 13:43
いやぁ〜DANGANで行ったとは思えない内容の濃さですね、めっちゃ引きずり込まれました(笑)
早く皆さんと肩列べて走れるように精進します(・`◡´・)ゝ
早く皆さんと肩列べて走れるように精進します(・`◡´・)ゝ
Posted by KEN at 2013年08月23日 10:09
>KENさん
いえいえKENさんならきっと大丈夫ですよ。
ここは季節と天候がキモだと思います。
今回は真夏で水切れにはなりましたが、天候には恵まれました。
これが梅雨時だったり雪解け前だったり、台風シーズンとなると
おそらくまったく違うおそろしい山になるはずです。
水さえしこたま担いでいけば真夏はいい選択肢のひとつかなと
今回思いました(^^
他にはない雰囲気の山なのでおすすめです!
いえいえKENさんならきっと大丈夫ですよ。
ここは季節と天候がキモだと思います。
今回は真夏で水切れにはなりましたが、天候には恵まれました。
これが梅雨時だったり雪解け前だったり、台風シーズンとなると
おそらくまったく違うおそろしい山になるはずです。
水さえしこたま担いでいけば真夏はいい選択肢のひとつかなと
今回思いました(^^
他にはない雰囲気の山なのでおすすめです!
Posted by まっつんパパ at 2013年08月23日 13:03