まっつんパパの爆走"お外遊び"！！

雪山テン泊するなら
営業小屋があるところに行くのがオススメ。
食事、水、トイレなどの提供があれば
荷物も気持ちもずいぶんラクになる。
今回はその条件が揃った北八ヶ岳は天狗岳へ。
まずは前編、テン泊までのお話です。

　※後編はこちらから





いいところですよー♪
行った日：2018/3/10～11









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今回の目的地は前回の赤岳より北の天狗岳。
二日間のコースは以下のように設定。

・１日目：稲子湯～しらびそ小屋～本沢温泉
・２日目：本沢温泉～天狗岳～本沢温泉～しらびそ小屋～稲子湯

登りたい山を天狗岳と決めてもアプローチ方法は多々あって
どれも魅力的でなかなか迷わせてくれるのだけど、
今回は稲子湯発のピストンコース。

途中、中央道の事故通行止めによる
大緊張の雪の峠道迂回、
清里手前の坂道で雪によるスタック続出の
大渋滞にもめげず大幅に予定よりおくれながらも
なんとかスタート地点に到着。



その名の通り温泉なのですが、
そこにある登山道への入り口からスタート。



初めは傾斜もなく、ゆるやかにスタート。
自分好みです（^^;
雪の下はがちがちの氷なので
最初からクランポン履いてGO。



途中何度か林道に出て、
山道に入ってを繰り返し、



ようやく真の登山口。



これよく見たら、
国道から稲子湯に行くまでに通過したところなんですね。
稲子湯に車とめたら1日300円。
このゲート前にも10台分ぐらいの駐車スペースがあって
多分タダ。
もし空いてたらそのほうが時短＆体力温存にもなるので
良いですね。

ここからはしばらく林道を歩いた後、
樹林帯に入ります。



樹林帯の中は登りといっても急登は一切なく、
ゆるやかーに登っていく感じ。
この日は直前に雪は降ってなかったようで、
踏み後を外さなければ踏み固められた上を
あるけるのでラクチン♪
雪山歩きを堪能できます。

1時間ほど歩いたら見えてきたのが
最初の目的地。
しらびそ小屋です。



今回のコースを稲子湯スタートにしたのは
この小屋に寄りたかったから。
なんとも雰囲気のあるかわいらしい小屋なんですよ。



こちらがメイン棟。
表札？からしてステキですね。




中では宿泊客でなくとも
オーダーできるメニューもあります。
これは食べたくなる...



こちらが宿泊棟。
誰かの家のようですが
こじんまりとして外から
見ても清潔な感じがします。



テン場は少し離れたところに。
多分上から見たら二等辺三角形のような土地で、
ここはその一番奥。
木々に囲まれてゆっくりできそう。



奥から入り口方向を見るとこのように。
公称10張りなんですが実際それくらいですね。
それ以上張ると通り道がなくなっちゃう。



こちらは小屋の前にある「みどり池」。
時期柄凍っていますが、
みたところこの日の凍結具合では
上に乗ると落ちること間違いナシの
投稿動画ネタにぴったりの薄さでした（^^;



静かな山奥にある小屋と池。
だけど登山口から1時間ほど。
近くにすんでるならここまでの
往復ハイクだけして温泉入って帰る
なんてこともできそう。

ほんとなら池の奥の木々の先に
天狗岳が見えるはずなのですが
この日はまだ曇ってて....
あ、ちょっと見えた。



雲の隙間からわずかでしたが
わくわく感アップには十分な姿を
見せてくれました。
さらにそこから徐々に晴れだして、
俄然ヤル気アップ。



絶景見たらザックの重さも
それまでの疲れも一切忘れるって
なんなんでしょうね（^^

気分が上がったところで、
歩き出します。
次の目的地がテン泊地になりますが、
再び樹林帯の中家へ。



時折青空が覗き、
明るくなった登山道を進みます。



こういった小川があるように
水源が豊富なのが八ヶ岳でしょうか。
見た目にもホッとする瞬間ですね。



天気は予報どおりどんどん良くなる傾向。
お！硫黄岳も見えてきた！



だんだん登りの登山道っぽくなってきて
まだかなと思ったあたりで見えてきました。



日本で一番高いところに
ある温泉という本沢温泉です。



うーん、年季入った貫禄ある小屋ですね。
ここもステキです。



ここまで約2時間半。
CTより少しかかってるぐらいかな。
本日の移動はここまで。
テントの申込したら探検、探検。

ここは離れの「石楠花風呂」
男女時間交代制でテン泊者も料金を
払えば入れます。
入ってないですが多分中もきれいだと思います...



そしてこっちも入りはしないですが
日本最高所の温泉をここまで来たら
一目見るだけはしとかないとと向かったのですが...

遠いっ！

これ夏場はもうちょっと早くいけるかも
しれないですが、雪のシーズンは大変ですよ。
膝までのラッセルまでして
少なくとも母屋から15分はかかって
たどり着いたのがここです。



んー、山小屋併設の温泉なんで
当たり前ですが脱衣所も目隠しもなにもなし。
脱いだ服もその辺に置くしかなし。
イッツアオンリー湯船。
翌日気づきましたが上の登山道から丸見え。
入るには男女ともに勇者となることが必要ですね。

引きで見てみるとこうです。
わかります？
この日のように晴れてると雄大な硫黄岳を
眺めながら湯に浸かれます。
入ってるときはシアワセかも（^^;
夏場はすごい順番待ちになるそうです...



さあ、小屋についても
ザック下ろして温泉浸かってのんびりできるのは
小屋泊の方だけ。
テン泊者は明るいうちに寝床を自分で作らねばならぬのです！

ここはテン場が母屋からちょっとというか結構
離れてましてこのようなところです。




って雪が多すぎてわかんないですよね...
公称50張りなんで林間にいくつも張れるところが
あるようです。

で、自分はというと
小屋に一番近い高台のところを選択。
と行ってもテン場は膝までの雪なので
まずはエリアづくりから。

しこたま掘って踏み固めて、
寝転んで水平チェックして（これ大事！）
また掘ってならして踏み固めてようやく完成。
ふうっ、雪国の方の除雪の大変さがわかった気がします...




そこへ満を持して張るのは、
Djedi DCF-eVent Dome
です。



せまいテン場の多いアルプスでは
愛用のシェルターKhufuだと場所をとるので
自立式が欲しくて待ちに待ったのがこのDjedi DCF-eVent Dome。
これはもうちょっと使ってからもちろん単独記事を書きますが、
キューベン＋eVentという夢の新生地、
防水透湿性能は本物だと思います。
この夜の最低は-10℃くらいでしたが、
翌朝の結露はゼロ。
内側はサラッサラに乾いてました。
更なる詳細レポは少しお待ちを。
写真ももっとちゃんと撮ります（^^;

この日は全体で二張り。
ようは物好きは2人だけ。
静かな静かなテン場でした（^^;



というわけで早々におやすみなさい。




後編へ続く....











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