まっつんパパの爆走"お外遊び"！！

初めて見たのは年明けにとあるニュースサイトにあった、海外の展示会での一枚の写真。

新作ザックだというその写真を見た瞬間に、


　　　「　ド　ク　ン　」


いつもの直感がキテしまう。
（なんでもそうなるわけじゃないですよ、そうなったのしか書いてないだけです（^^;）


それからリリースをひたすら待ち、ようやく背負うことができました。

Nathan復活の新作ベストタイプザック、

Nathan VaporWrapです。




んー、これはねえ、まさにねえ、「Best of Vest」に違いないですね（^^

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ネイサンと言えば、一昨年までは結構使ってる人もいて、

いろんなお店でも商品を見かける事が多かったのですが、

そのスタッフのほとんどがウルトラスパイアに移ってしまったために、

去年は全くアイテムを見かけなくなってしまったのです。

それからのウルトラスパイアの大躍進はご存知の通り。

個人的にも同ブランドのオメガは愛用品の一つです。

ネイサンもザックのクオリティは高かったし、好きなブランドだったので

さみしいなーと思っていたのですが....


なんと今年になって突然怒濤の新商品のリリースラッシュ。

まるで去年の沈黙を破るかのごとく、いや、きっと去年は遊んでたんじゃないかとの

疑いを持ってしまうような力の入れ具合。


その中で私＆当ブログ（あり？）一大プッシュのザックがNathan VaporWrapです。

残念ながらこれを書いてる現時点では、ロングトレイルやセッション、レースではまだ使っていなくて、

普段のランで50~60kmほど使っただけなのですが、

そのポテンシャルは十分感じれたので、書いてしまう事にしました。

これから使うごとに各記事にて補足して、ここからリンクも張るようにしますね。

では↓スタート！


▼背負った感じ

後ろから見るとこんな感じ。かなり上部に位置します。おかげで腰回りは完全にフリー。



ウェストベルトのあるタイプに圧迫感を感じていたり、好みでない方にはいいですね。

一方でそのフリーさを生かして、さらにウェストパックを追加して荷物容量アップ、

といいうのもアリだと思います。

前から見ると、



後ろと同じく上半身の中でも上部に位置します。

まさに「ベスト」タイプですね。個人的にはここまでベストタイプなのは初めてです。

写真からは想像できないくらい上になりました。


冒頭から全身写真が続くとキンチョーするので、ここからはザックを一旦降ろしますね（^^;



▼ザック全景

後ろから。



背中の大きなロゴはブランドとしての自信のあかしだと思います。

リフレクタブルになっていて、夜もライトを当てるとかなり目立ちます。

前から。



初めて見た時はこの位置の写真だったのですが、このカラーリングに惚れました。

ベースカラーのグレーに、山吹色？のアクセントが秀逸です。

ハイドレーションホースは上から回します。

広げたら。



内側は空気を通し、汗を吸収し速乾性をもたせるため全てメッシュ素材です。

あとこうして見るとこのザックが「着る」タイプであることがよくわかりますね。



▼カメラ（小物）ケース
取り外し可能なケースが右側に付属しています。



ショルダーベルトにあるループにマジックテープを通して固定します。

私の場合、当然カメラをいれますが（笑）、もちろん補給食や救急セットも入ります。

よくあるコンデジ用ケースぐらいの大きさがありますので、カメラを入れないのであれば

例えばクリフバーなら三枚は入ると思います。

あと写真をアップで撮ってないのですが、ちょうどこのケースの真下にポケットが一つあります。

ドリンク用錠剤を入れるのに便利ですね。


▼ショルダーベルト上のメッシュポケット
左側です。

こちらは縦に長いポケット。



iPhone5が入るのは便利です。ただし防水対策はきっちり必要です。

他にジェルならハニースティンガーほどの大きさのもので3つは入ると思います。


▼ハイドレホース固定マグネット
左側に珍しい円形で付いています。



ホースの先でなく真ん中で固定しますが、いかんせんマグネットが弱い....

この点はSOURCEの方が強力なので、ぜひパワアップしてもらいたいところです。


▼背面ポケット（上部）
上部の横開きのファスナーで出し入れします。




ここはサイドのファスナーと気室が別になってます。同じかと思っていましたが。

深さは上記二枚目の写真の赤線のところまで。入口が狭いですが深さは割とあります。


▼背面ポケット（サイド）
このザックでハイドレ以外で一番大きな気室で、上部のポケットとは完全に別になってます。



背面は延びる素材ですが、マチがあるわけでないので、あまり極端に荷物が多すぎますと入りません。

パッキング上手になることが必要ですね（^^

テストでは、防水ザックに入れた、着替えの下着、Tシャツ、ショートパンツ、手ぬぐいなら入りました。



まだあとTシャツ一枚ぐらいなら可能かなー。

上部のポケットも合わせて、ハイドレの水の量も考えて、全体的に調整が必要ですね。

まあこれだけ限りがあると余分なもの持っていかなくなるので荷物が減っていいかもしれないですけど（^^;



▼ハイドレーション
付属のハイドレーションと専用保冷？ケースです。




ハイドレの容量は見た目は細いですが2L。たっぷり入ります。

黄色のケースは付いてるとは思ってなかったケース。




どれくらい保冷効果があるかは、もっと暑くなってから検証しますので

しばらくお持ちを.....

ハイドレ本体とホースをつなぐジョイント部分は、弁付きのものではなく、一番シンプルなもの。

常にホースを付けて中身を入れないとだめですね。

ハイドレを入れる口はザックの上部から。



ファスナーや蓋がないので、ハイドレを直接引っ張りだして開ける事ができるのが便利です。

レースで水は欲しいが落ちついて補給してもらってる時間も惜しいという上位レベルの方だけでなく、

疲れている時でも、少ないステップで補給ができる便利な設計になっています。


▼サイドポケット
両側にあるポケットです。




下部にマチがあるので、見た目より入ります。スニッカーズ４本は余裕でした。

クリフバー3枚も大丈夫でしょう。ジェルなら4~5本はいけますね。

両側使えば結構な量の行動食が運べますね。

おにぎりだと大きさによるかも...


▼ポール固定
すいません....



これだけ今のところ正しい使い方がわかりません...

上に2点、下に１点ループが用意してあるのですが、３点でポールをどうやって固定するのか？

これは説明書にも詳細の記載がなく、引き続き調べますのでしばらくお待ちを。



では続いてこのザックの目玉機能の一つだと思う、体へのフィットのさせ方についてです。

調整可能な箇所は4箇所あります。写真では良くわからなかったのですが、

かなり考えられています。見事に体に固定されます（^^

ここはもう一度背負いますね。


・その１＆２
胸側、チェストベルトですね。２カ所あります。




バックルで止めますが、ベルトはゴム製です。

二股になってるので、締めるのは慣れが必要ですが、

グットポジションが見つかると胸部分はかっちり固定されます。

・その３
左右２カ所で縦方向に締めます。




フロントポケットのすぐ上に調整用ストラップがあるので、

それを上に向けて引っ張ります。すると縦に巡らせた内部のストラップが順に締まっていきます。

ここがきゅううんと締まっていくのはかなり快感ですね（^^

・その４
そして最後に横方向に締めます。




サイドポケットの先からストラップが出ているので、それを進行方向にひっぱります。

グッと固定されます。

以上４つが全部締まった時の体への密着度は相当なものです。

また、順に締めていくという行為が、気持ちを高ぶらせ、

完全に「きゅうううん」とキマッたら戦闘態勢入れます。その瞬間から気分は誰でもスピードスターです（^^

※2013/5/14追記
４つとも最もキツく締めるとからだにぴったり張り付いて

全く揺れなくはなるのですが、丸首Tシャツなど首がむき出しのときは、

長い距離になるとショルダーベルトが首に擦れて痛いです。

なので慣れてくれば、締め付け最上級から一歩緩めたぐらいにすると、

首に擦れないで使えます。




▼フロントポケット
最後にここです。左右に同じ大きさのものが付いています。

ここに500mlボトルを両方に差し込めば、水は背中のハイドレ2Lと会わせて最大3L持ち運べるこになります。

3Lあったらハセツネでも余裕ですね。ちょっと重過ぎますけど（^^;





そこで何種類かボトルを試してみましたが、ポケットがそんなに深くないので、

収まりのいいのはシンプルハイドレーションですかね。

サロモンの500mlはなくなったときにまるめてポケットにいれれば全くじゃまにならない、

という点はすばらしいのですが、満タン入ってる時に結構飛び出ます（^^;

しっかり固定していないと落としてしまいますので要注意です。


さてさて、これでおおよその機能を紹介しましたが、かなり乱暴にまとめさせてもらうと.....


　　１）30kmほどのショートレースには最適！体に巻き付けてぶっ飛ばす！

　　２）50km以上のミドルレンジでも水分と補給食の持つ割合を調整すれば対応可能！

　　３）車で現地まで行って、着替えを車に置いてのループコースのトレイルセッションには最適！

　　４）100km以上のロングレースでもエイドが充実していたり、サポートがいるなら対応可能！


といったところでしょうか。

反対に難しいのは、冬のロングセッションや、レースのレギュレーション上、必帯装備がある、

エイドがシンプル（笑）など、どうしても荷物がかさばる場合。

こればっかりは収納スペースに限りがあるので仕方がない...


軽い荷物で軽快に走る事ができる、

初夏〜秋のシーズンで思いっきり使い倒すのが楽しいザックですね。


あ、いや、少ない荷物でも十分なように自分のレベルを上げればいいんですよ！

そうだそうだ！
（って簡単にできりゃあ苦労しない....）


とにかく私も使い倒すのはこれからなので、色んな場所、天候、レースへ連れて行って、

その都度ここにフィードバックさせますね。



さあ、これから暖かくなるし、こいつで頑張って走るぞー！！！







あ、機会があればどうぞ一緒に走ってくださいませ、ね。（^^









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