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2018年04月17日

西穂独標 残雪期テン泊 ~穂高連峰さわりだけ~

ここのところ一気にあたたかくなり
残念ながら雪山シーズンはもう終わり。
難しいかなと思ったけど、
なんとか締めの雪山テン泊行っておきたいということで
穂高連峰は西穂独標へ。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山



いやいやさすが穂高、
圧倒されました(^^
行った日:4/14-15







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当初の予定は北八ヶ岳の北横岳だったのだけど、
なんと登山口まで一気に上げてくれるロープウェイが
メンテナンスで4/20まで運休。
それに合せて小屋もお休みってことで、
他の場所を探すことに。

直近の山行は八ヶ岳が続いてたので、
比較的雪が残ってそうで、営業小屋があって、
行動時間が少なくて済みそうな西穂高へ狙いを定める。
ただし山頂はハードコースなのでその手前の西穂独標まで(^^;

コースは以下の通り。

新穂高ロープウェイ~西穂高口~西穂山荘~丸山~
西穂独標~丸山~西穂山荘~西穂高口~新穂高ロープウェイ


それは日帰りで行けるコースやろがいっ!
と、突っ込まれそうですが、
そこはまあテン泊好きなもので許してください(^^;

ロープウェイ乗車は10:00前とゆっくりスタート。
そこから1回乗り継ぎであっという前に西穂高口。
歩いて登る苦労に比べたら拍子抜け。
これに慣れちゃうと戻れなくなりそうでコワイ(^^;

ロープウェイからの景色も上々だったけど、
展望台の景色もこれから崩れる予定の天候にしては上々♪

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

写真で見た通りの場所で軽く感動。
でも目的はここじゃないので、
クランポン装備して出発。
観光の方からするとフル装備のこっちのほうが
珍しいらしく何人かに声を掛けていただく、

 観光客さん:「どこまで行くんですか?!」
 私:「いやあサクッと奥穂までですよ」


などとデカイ態度に出たいところだが
大ウソは控えて、西穂独標までです
と小さくなりながら答えとく。
それでも、がんばって!と行ってもらえるのは
ありがたかった。

西穂高口から西穂山荘まではCTで1時間。
とてもよく整備された道。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山
西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

印も道標もあるし、分岐はないので迷うことはなし。
道中これから行く先がチラリと何度か見えて
期待はぐんぐん高まる。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

あれかー、行けるか?
同時に不安も少し高まる...

割とアップダウンと雪道のため、直登が多かったけど、
小屋の屋根が見えてきて安心。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

西穂山荘です。
通年営業小屋はやっぱりしっかりした建物。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

テントの受付済ませたら
天気がもってる間に西穂独標まで行くため
いそいそと設営。
はい、今回もDjedi DCF-eVent Domeです。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

前回の使用でとても快適だったのと、
後日単独記事をアップするための更なるテストのため
今回も使用。うーんきれいなシルエット。

荷物はほぼテントにデポして出発。
登りの途中で振り返った西穂山荘とその前のテン場全景。
夏にはかなり賑わうのでしょうねー♪

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

丸山へ向かう左手は笠ヶ岳方面。
少し雲がかかってるもの上等な景色です。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

日が差してきたのでちょっと止まって
眺めているとこの見え方!どーん!
気を抜くとここでやめちゃいそうになります。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

登りから稜線へ。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

この日この時間は、
なんとこの時期のこの標高にして無風!
ぼーんやりとこの雪山を歩けるシアワセ♪

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

ほい!丸山2452m到着です♪

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

西穂山荘にあった写真によると、
映画「岳」の一部のシーンがこの辺で撮影されたようです。
役者さんもだけど、ここまで撮影機材担ぎ上げるって
大変だったろうなあ...
でもいい画がとれたに違いない(^^
(すいません、映画は観てません...)

再び西穂独標を目指す。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

じきに2500mを越えようかというこの位置で
冬にほぼ無風とはほんとにツイてたこの瞬間。
周りを堪能しながら立ち止まりながら
進むことができたんですよね。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

そのときなにやらコンコンと風ではない音が
聞こえてきたのであたりに目を凝らしてみると...

雷鳥でした♪

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

冬毛と繁殖期の毛が混じったような初め見る色。
この写真には写ってないのですが、
ハイマツの影にはもう一羽いたので
おそらく家族だったのではないかと。
近づきたい気持ちをグッとこらえて
その場を動かずにカメラで可能限り
寄りました。
かわいかったですねー♪

かわいい出会いに気分がよくなって
先を見上げたら最後の道筋が。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

そして雪に覆われた稜線の先、
目指す場所の最後は
よじ登り系の岩場の様子。
その岩場の手前で姿を現した、
穂高連峰の一部、
西穂高岳から奥穂高岳への山並み!

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

うわっ!と声出すくらいの迫力!

そして最後の岩場は写真撮る余裕ないくらいの
やっぱりよじ登り系の岩場で、
久々のド緊張の三点支持。
ここにきて時折風も強くなってきて
必死で登ってたらいつの間にか現れました。

はい、西穂独標2701mです♪

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

そして改めて目の前に迫ってくる
穂高連峰。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

いままでの雪山登山で到達した頂上からの景色は
「雄大な眺め」であって、
神々しさと包まれるような優しさを感じるものであったのに比べ、
この西穂独標からの眺めはそれとは全く異質なもので、
そこにあるのは「圧倒的な威圧感」
ヒリヒリするような大迫力の眺めは、
身構えて臨まないとふっとばれされそうに。
しばらく釘付けになりましたね...

これなんですね、
幾人もの山好きをひきつけてやまない穂高連峰とは。
西穂高岳~ジャンダルム~奥穂高岳~北穂高岳。
挑みたくなるのがよく分かりました。
これは攻略したくなる!

でもね、現実に進むとなったらハードですよこれは...
まず西穂高岳山頂へ向かうのにはこれをクリア
していかねばなりません。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

岩に○とか×が書いてるのが見えて
なんとなく道筋はわかるんですが、
おっそろしくよじ登り系...
西穂独標からがまず垂直に落ちてますからね。
どうやって行くんだという...

これは次回とかいつかは必ずとか
そんな簡単に言えない...
自分にはここまでで十分かも。
西穂高岳山頂までここからCTで1時間半ってほんとかなあ...
あ、涸沢は好きなんでそこから奥穂高岳だけは行こうかな(^^;

この後も少しヒリヒリする眺めを堪能してから下山。
下山といってもよじ登り系の下山は緊張の連続。
眺めは変わらずすばらしいのだけど...

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

途中で見た空にぽっかり穴が開いたような
不思議な雲。
吸い込まれていきそうな...
いやいや足元見て足元!
天候も予報どおり崩れかかってきてる。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

なんとか下山してまた丸山2452m通ってテン場まで
帰ってくると強風によりDjediはひっくり返っておりました...

そこで場所移動して
ガイラインも6本全部張って強化。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山
西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

ここでようやく昼食。
せっかくなので小屋へ行ったら
名物のラーメンやカレーなどの食事は15:00までと...
仕方がないので夕食まではおでんでしのぐことに。
おいしかったです♪

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

さて、おなかも膨れて穂高も堪能して
大変満足な気分でテントに戻ったのですが
ここからが問題。

春の嵐と連呼された予報通り天候は悪くなる一方で、
風は強くなり、雪ではなくて雨が...
夕食時には本降りになりはじめ、
シュラフに入ったころには暴風雨。
おもったより気温が下がらず、
吹雪じゃなくて暴風雨だったんですよね。

一晩中すさまじく吹き荒れて、
一回だけテントごとからだが半分持ち上げられる...
これは終わったかと思った...

まあ今回日帰りでも可能だったコースを
テン泊にしたのは雨の時のDjediの性能やいかに?!
というテストがしたかったからなので
絶好のテスト気候にはなったわけですが、
ここまで暴風雨でなくてもよかったかも...

朝になってもまったく止まず、
予報を確認しても午前中は降り続けるようなので
意を決して暴風雨撤収開始!
順番に小屋の軒先まで荷物を運び、
なんとか撤収。
小屋が営業しててほんとよかった(^^

こんなときに頼れるスタッフサックがこれ。
山と道 Stuff Pack XL

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

一度広げたシェルターやテントを元通り収納するのは
自宅でなければまず不可能で、
結露や雨で濡れたときはなおさら。
そんなときでも9Lあるこのサックならば
ガシガシと放り込める。
X-Pac製なので、濡れたまま入れても
まあ大丈夫。
これはとても重宝するので天候を問わず
必ず持っていくアイテムですね。

さあ、小屋の前はこんなことなってますが
ロープウェイ駅まで出発。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

来た道戻るだけで下りメインなので
雨をのぞけばスムーズに到着。
クランポンはケースに入れて、
最後に今回の荷物ショット。

西穂独標 雪山登山 雪山テン泊 残雪期登山

ザックは初使用でテストも兼ねていた
山と道 One

雪山用に腰でしっかり背負うことのできる、
軽量で容量のあるザックを探してたどりついたのがこれ。
さすが背面長までオーダーしてるだけあって、
自分の背中にとてもおさまりがよかった気がしたけど
今回は行動時間が短かったので
本格稼動は次の雪山シーズンからですかね。

この後はロープウェイであっという間に下に着いて
無事完全下山。

ああ、今期雪山終わっちゃった...
結局今期はトータルで、
テン泊3回の日帰り2回。
これでも作期よりは増やせたのでよしとするか。

ウェアリングも道具もほぼ固まってきたので
準備も悩まなくなったし、次のシーズンのために
春~秋までは体力維持&増強に努めるべし!

今期最後の雪山は大迫力の西穂独標にて締め。
雨以外は大満足♪

また行くぞ♪









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Posted by まっつんパパ at 01:09│Comments(2)西穂独標
この記事へのコメント
ONEにされたんですねっ! 赤色めっちゃいいですやん♪

Stuff Pack XL いつ見ても売り切れ( ;∀;)

今回も経験値めっちゃ☝アゲアゲじゃないですかっ!もうマジ着いて行けません(^_^;)

2日目が晴れてたら、きっと西穂まで行かれたんやろうなぁ~...独標でも羨ましーです(^^♪
Posted by tama.tama. at 2018年04月19日 19:38
>tama.さん


そーでーす!オーダーから完成まで時間かかって忘れるくらいでしたが、
なんとかラスト雪山に間に合いました。容量、形ともによさげで雪山用
レギュラーになりそうです♪


大分気温も上がってたのでそこまで過酷じゃなかったですよ。
去年の赤岳の極寒に比べれば雲泥の差でした(^^;
tama.さんも絶対大丈夫です!


西穂山頂はやっぱり「行けたら行くか」では無理でした...
独標以降は事前の気合入れがかなり必要だと感じましたねー...
だってあの岩場はコワイもの!


<span style="color: rgb(68, 68, 68); font-family: verdana, helvetica, osaka, "MS Pゴシック", sans-serif; font-size: 15px; background-color: rgb(255, 255, 255);">Stuff Pack XLはめさ長方してるんでぜひゲットしてくださいー!</span>
Posted by まっつんパパまっつんパパ at 2018年04月20日 12:11
 
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    コメント(2)