ナチュログ管理画面 トレッキング・登山 トレッキング・登山 近畿 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2010年10月24日

トレイルラン!! ハセツネ完走記2010:後編

二つの関門は越えた。残す関門はあとひとつ。

時計はすでにスタートから一回りしている。

一日の連続行動時間の記録をずいぶん前に更新して以来、ずっと更新し続けている。

待ちに待った日の出。

闇と静寂の世界から一気に光指す陽の世界へ。

最後のギアは意識せずとも自然に入っていた。体も嬉しかったのだろう。

ここからもまだ走れる幸せをかみしめて、長く思い続けて来た歓喜の瞬間へとひた走った...

第18回日本山岳耐久レース ハセツネ 初挑戦 完走


長々と引っ張ってすいません!ずっと読んでいただいてる方ほんとにありがとうございます!
ハセツネ完走記2010、ようやく大団円を迎えます!
最後までよろしくっ!

前編はこちらから。
中編はこちらから。






にほんブログ村 アウトドアブログ キャンプへ
にほんブログ村
↑↓ポチッとしていただけるとうれしいです!
にほんブログ村 アウトドアブログ トレイルランニングへ
にほんブログ村


↓参加してます!こちらもポチッとしていただけるとありがたいです!
人気ブログランキング


さあ、最後の関門、そしてゴールへ向かう。
クリアの条件は以下の通り。


  第三関門クリアまでの条件
   1)移動距離:15.91km
   2)制限時間:6時間(スタートから21時間)
   3)最大標高:1405m
   4)主なピーク:御前山1405m、大岳山1266.4m、御岳山929m


第18回日本山岳耐久レース ハセツネ 初挑戦 完走



第二関門までの距離と比べれば割と短い。それは最初から分かっていたので、
第二関門さえすぎれば、との思いで進んできたので、少し気がラクになっていた。


第二関門、月夜見駐車場での休憩時間は20分ぐらい。
これ以上休むと体が固まってしまうという寸前で動きだす。

動き出してすぐに違和感があった。
目の前のトレイルは今までとすこし雰囲気が違っているのだ。

ん?何故?何が違う?

そうか、密集してないんだ。

そう、ここまでずっと数珠つなぎ状態だったけど、ここへきてようやくバラけてきたのだ。
これでやっと自分のペースで進みやすくなったわけだがが、まさかここまで詰まっているとは思わなかった。

もっとタイムの早い人はそんなこともなくスイスイ進んだのだろうか。

最初に目指すピークは御前山。
ここまではトレイルは頂上直前の直登を除いてはなだらかな道のりが続く。
とても印象に残っているのだけど、昼間に来れば快適に飛ばせるトレイルだったと思う。

見通しのよいシングルトラックでアップダウンも差が少ない。
ここはぜひもう一度昼間に来たい。


後から思えばだが、実はここからはポールが使えたかのもしれない。
適度に前後に距離があったから。
しかし、下りでの路面はまだまだ悪かったし、
もうここからといいうもの面倒だったので出さす。

結局今回のハセツネではポールは使用しなかった

これに関してはいまだに判断が正しかったのか間違っていたのかは悩んでいる。

使っていれば多少なりとも脚の疲労は軽減できただろうし、
普段あまり使う事がないので絶好の練習の機会にもなった。

反対に使っていれば、脚とともに上半身も疲労して、
全身疲労からそのあとの行程がきびしいものになったかもしれなかった。

どっちがどうだったのかは、「もし〜てれば」のお話になるのでなんともいえない。
でも今回は使わない冒険をしたので、次は使う冒険をしようと思う。




レースの話に戻ろう。

このときすでにスタートから12時間が経過し夜中になっている。
おそらくしんしんと冷えて、気温も結構下がっていたと思う。
でもずっと動き続けていたので寒いと感じる事はなく、疲労は別として、快適に進む事ができた。

それはおそらくウエアのチョイスが適切だったということが大きな要因だったはず。
このときの装備は以下の通り。

 ▼上半身
  ・Tシャツ:Patagonia / Men's Runshade T-Shirt
  ・アンダーシャツ:ファイントラック / フラッドラッシュ スキンメッシュT
  ・アームカバー:ファイントラック / フラッドラッシュ アクティブスキン アームカバー
  ・インサレーション:Patagonia / Nine Trails Jacket

 ▼下半身
  ・ショーツ:Arcteryx / Visio Short
  ・アンダーショーツ:ファイントラック / フラッドラッシュ スキンメッシュボクサーショーツ
  ・カーフガード:2XU / CALF GUARD


中でもファイントラックのアイテムは助演男優賞をあげたいくらいの働きだった。
汗を外へ逃がし、濡れ戻りをさせないという機能はほんと素晴らしく、
これから秋〜冬にかけてのトレランでは外せない装備になることを実戦で確認できたのは今回の大きな収穫だ。

Visio Shortも前半は汗だくでびしょびしょになったのに、
夜中には表裏ともにサラサラに乾いているのには改めてビックリ。
あまりに自然に乾いていたので、意識しなかったら気付かなかったくらい。
今後のこれを上回るショーツは出てきそうにない気がする。
何回も言ってるけど来期からの廃番は残念でならない。



さて、進行はというと、
数人の固まりに入って、その中で抜かしては追い越され、追い越しては抜かしの繰り返し。
固まりを抜け出すと、また次の固まりで同じ展開が続く。


このなだらかのまま進んで気付いたら御前山山頂だったってことにならないかなと
楽観的に考えていたけど、やっぱり1405mの山なので山頂直前はキツかった。


山頂到着時の行動はもはや定番化。到着と同時に倒れ込み仰向けに寝る。
そして星を見て癒されて復活する。
ルーチンワークと化してるがそれでまた進めるのだから不思議。


自分の体の限界って知ってるようで知らないもので、
その時のメンタル次第でコントロールできるものなんだと思えたのも
ハセツネ挑戦で得たおもしろい気付き。


星を見て復活の後、気合いを入れ直して御前山を下る。
下りと言っても走ることはできず。着実に歩を進める。

しばらく行くと広い駐車場のような場所に出た。
「大ダワ」と書いてある。50km付近のようだ。


50kmか、よくきたもんだと思うと疲労がこみ上げてきた。
やはりしんどい。

ふと前方を見ると、爽健美茶の文字が!え?補給あるの?
ひょっとしてシークレットエイドとか?時間限定とか?
もちろん飲むよ!飲むよ!

フラフラとその文字に吸い寄せられるように近づいてよく見ると.....


「リタイヤ受付」


と貼ってあった.....


なるほど、全てを諦めたらもらえるのか。

ここではリタイヤの受付をしていて、
リタイヤすると横の大きなテントの中で労ってもらえるようになっている。
マッサージとかしてくれるのかな?
とか想像すると、実際大きく心は揺れる。


しかし!それはない!自らを鼓舞するため、わざとマンガみたいに首を横にブンブン振った。
とりあえず座ろう。そうだ、そうすればいい。休む。寝転ぶ。
でももうどんな体制とろうがラクにならない。


シューズも靴下も脱ぐか?
いやさすがにそこまでしたらもう二度と履きたくなくなって、
一気に爽健美茶までいってしまうのでやめよう。

もう全くどうやったらと.....
体を起こして横をみたら、今熊神社で別れたきりのtoyoさんが座ってるではないか!

数時間ぶりの再会。
お互いスタート前の意気揚々とした顔とは正反対の顔になっていたが、
再会できてホッとしていた。

やはりtoyoさんも粘土質の悪路にやられ、三頭山でも予想外に削られた様子。

そしてもう一人再会した方が。

序盤の上りで「まっつんパパさんですか?」と声をかけてくださったEさんだ。

実はEさんはザックを検索しててブログにたどりついてくれた方。
ものすごい確率で会ったのでびっくりしたがかなり嬉しかった。

また出発直前の記事を参考に荷物のチェックもしていてくれたらしくとても感激した。
バタバタとアップしたけど誰かのためになったのだったらよかったかな。


会話してるとまた復活してきた。
いつまでも休んでいるわけにもいかないので、toyoさんに声かけて先に出発。
まあまたすぐ会えるだろう。


第三関門まではあと少しだ。


再び闇のシングルトラックを行く。
たまに走れる自分に驚きながら、抜かしたり抜かされたりを繰り返す。

ここで今回初めて一人旅状態になった。

前にも後ろにも明かりはない。

聞こえてくる熊鈴の音も、近づいてくる足音もない。

自分の明かりだけをたよりに進む。

時間にして1時間あっただろうか?結構長かった。

夜中に山の中で一人なんてこれまた初体験だったけど、
この一人旅にいたるまでにしてきた努力、助けてくれた周りの方達の事を振り返り、
この先に待つずっと欲しかった瞬間の事を考えると、不思議と怖さはなく、
逆に自分の中の奥へ入って行く事ができ、そこで得た力を体力へと変換していた。
これもとても貴重な体験だった。


いける!このままでいける!


一人旅の後半、左側が徐々に白んできた。


夜明けだ!


夜間走行はようやく慣れて来てはいたけど、やっぱり明るいときに走るのがいいに決まっている。


少しづつ、少しづつ、トレイルが照らされて行く。

第三関門までの最後のピーク、御岳山の頂上付近はかなりの岩場で両手も使わないと登れなかったが、
逆に脚だけに負担がかからず、スムーズにクリアできた。

そして頂上に着くと富士山の雄大な姿が!
ここでは少しだけ休憩。もう寝転びはしない。

ここからはテクニカルな下りだったけど、もうライトも必要なくなっていたので、
全身を使って慎重に下る!


「もう少しですよね!頑張りましょう!」


道を譲った選手の方が抜き際に声をかけてくれた。「はい!頑張りましょう!」ともちろん返す。
夜明けとともに元気が加速してきた。


コースはなだらかな下りの林道となったので、いままでのうっぷんをはらすべく、
力の限りに飛ばした。久々に「走った」。
風を感じて自然と一体になるかのような瞬間。

これだ、これがトレイルランニングなんだ!

すでに完全に日は昇った。
いつもの力を出していける。
太陽と正面に向き合った時には自分でも理解出来ないような叫び声をあげていた。

心配だった水も第三関門手前にある2カ所の湧き水ポイントのうち、2カ所目で満タンに補充出来た。

これでさらに心配がなくなり、加速、加速、加速。
ダブルトラックのトレイルを進み続ける。

ほどなくして前方から係の人の声が聞こえてきた。


やった!第三関門だ。

計測版をゆっくりと踏む。計測された音を確認して通過してから腰を降ろした。


  第三関門クリア:17時間37分53秒(制限時間 スタートから21時間)


全ての関門はこれでクリアした。あとはゴールするのみ。
しかも当初は24時間使い切るはずだったのに、想定外の余裕がある。

ベンチに座るともうこの時点で熱いものがこみ上げてきた。
三つの関門クリアの達成感で歯止めが効かない。
とめどなく溢れてきそうになる。


だめだ、まだだ、まだ早い、最後のスパートが残っている。


なんかとかどうにか気持ちを落ち着け、夜間装備だったウエアやライトをしまい、荷物を一旦整理する。
「笑顔でゴール」するために。


整理が終わりかけたとき、toyoさんもやってきた。
二人してあとはゴールのみだ。


  「残り、行きますか!」


二人で最後の出発。



  第三関門〜ゴールまでの条件
   1)移動距離:13.5km
   2)制限時間:3時間(スタートから24時間)
   3)最大標高:929m
   4)主なピーク:日の出山902m、麻生山794m、金比羅山468m

第18回日本山岳耐久レース ハセツネ 初挑戦 完走


ここからは日の出山が最後のピークであとは下りのみ。
常に集中してケガしないことが重要。


最初は歩きとジョグを混ぜながら軽快にすすむ。

でもすぐに、あとはゴールのみという先が見えた状況が余裕を生み出して、いつのまにか走りだしていた。
撮影も復活!


林道っぽいところを下りだけかと思っていたら、疲労困憊状態の明け方だというのに
こんな鎖場が何カ所か現れるので気が抜けない。最後までタフなコースだ。

第18回日本山岳耐久レース ハセツネ 初挑戦 完走


集中ポイントのみ押さえていれば、ゆるやかな勾配の飛ばせる下りが続く。
もちろんいけそうならすっ飛ばす。

第18回日本山岳耐久レース ハセツネ 初挑戦 完走


そして最後の上りを終えたら、日の出山頂上へ到着。
ここはコース中、唯一の見晴らしのある、景色の楽しめる山頂だ。
深い山々がとても壮大。

第18回日本山岳耐久レース ハセツネ 初挑戦 完走


しかるべきタイムに通過すれば、東京の夜景、または朝日が楽しめるポイントだけど、
今回はどちらにも間に合わず。ちょっと残念。ま、次回はどちらかはいけるだろう。


少し休憩の後、toyoさんと出発準備。

ザックを背負い直すものこれが最後、バックルを確実に締めたのを確認し、
最後の下りを楽しむべく、「笑顔でゴール」すべく進み出した。


急な木段あり、木の根の張り出した急な傾斜ありで気が抜けない。

せっかく天気もいいので何度か止まっていままで撮れなかった写真を撮る。

第18回日本山岳耐久レース ハセツネ 初挑戦 完走


たんたんと、たんたんと下りを進んで行く。
もう残り10kmは切っているはずだが、コースを知らないので無謀なスパートもかけられない。

ラン、ジョグ、スピードハイク、ハイキング、四段階のスピードを交えながら
止まる事だけはせずに進み続ける。


前後には何名か選手がいるが、差は縮まらない。ここまできたら縮める必要もない。
間隔を維持したまま、下り続ける。


ここで自分で予想していなかった感情が出て来た。
気持ちに余裕が出て来たことで、ここで初めて「欲」が出て来たのだ。

それは、

 ゴールタイム

だ。

ハセツネ参加時には24時間以内の完走が最大最高の目標だった。
それより早くゴールできることはあり得ないと決めつけていた。


それが現実はゴールまで10km切った時点で、時計は18時間台を指している。


   ひょっとして20時間を切れる?


ゴールタイムが20時間台と19時間台ではかなり違いがあるように思えてきた。
いままで全く意識していなかったくせに。
でもやはり早い方がいい。

それがほんとに可能なことかどうか考えを巡らせる。

これがロードなら間違いなくクリアできる時間だけど、ここは知らないトレイル。
しかもコースを熟知していなければ、スパートするタイミングもわからない。


加えて体と脚の疲労度も重要だ。
60数kmを進んできたこれまでと、この直前に調子にのって飛ばし過ぎたツケが回って来ていた。

心肺機能と全身の筋肉は、上がるテンションとは裏腹に悲鳴を上げつつある。


さあ、どうする?


20時間でも立派な完走だ。19時間を無理に狙う理由はない。もう体が無理だろう?


いや、ここまできたら19時間台を目指すべきだ。ゴールして倒れ込んでもかまわないよ!


葛藤。


それでも時計は進む。まもなく18時間台が終わり、19時間台に入りそうだ。


決断には時間がないぞ。いけるか?脚?いけるか?心臓?


さあ......どうす.....


次の瞬間、決めかねていた自分を激しく後悔することになった。

時計が19時間台に入ったその瞬間、今まで朝のさわやかな空気が流れていたトレイルがざわめき立ち、
ずっと一定の間隔を保っていた前後の選手達が一斉にスピードを上げ始めたのだ!


 そうかみんな同じ考えだったのか!


レースでは他人に釣られて自分のペースが乱されてしまう事がもっともいけない。

その瞬間から楽しめなくなってしまう。
楽しむには自分のペースを守る事がとても重要だ。

他人と競うのではなく、自分の目標を達成するために走る。

これが自分にとってのハセツネの参加意義だ。


タイミングを逸した感はあるが、ここで19時間台狙いに完全に絞った。


先行する選手をとらえ、抜く。

しばらくすると抜いた選手とは別の選手が後ろから迫ってきて、道を譲る。


この繰り返し。

 19時間15分経過。残り45分以内


残りの距離がわからない。どのペースでいけばいい?

抜かれる。

抜き返す。

歩いてしまう。

街が見えて来た!じゃあもうすぐトレイルは終る?

確か最後はロードセクションがあるはず。


 19時間30分経過。残り30分以内


まだか、あとどれくらい....


  残り5kmの看板


よし!出た、5kmを30分以内か、ロードなら余裕だけど、トレイルではどうなのか?
しかもここへきて、すり鉢状のテクニカルなセクションもある。


キツい、脚より心臓がキツい。
誰かに口から手を入れられて、心臓を引っ張り出されるかのよう。


 19時間45分経過。残り15分以内



  残り2kmの看板


よおおおおおしっ!きた、あと少しだ。


うわ!ここで簡易舗装のコンクリートの道だ。
これは脚にくる。


でも止まってはダメだ。


 19時間50分経過。残り10分以内


ヤバい!まだか、まだ終らないのか!
いままでで最も長い2kmだ。

すでにフォームもめちゃくちゃ。

足裏全体で着地し、恐ろしい程上下運動している。

完全にドタドタ走りだ。

ゴールはできるが笑顔からはほど遠い必死顔。

くそ!まだか!

あ、誘導の人が見えた。


  ・誘導の人:「あと400m!」
  ・私   :「この角曲がれば終わりですか!」
  ・誘導の人:「あともう一回!」



まだあるのか!


 19時間51分経過。残り9分以内


また誘導の人が見えた。


  ・誘導の人:「あと200m!」
  ・私   :「この角で終わり?」
  ・誘導の人:「そう!あとはまっすぐ!」



最後の角を曲がった。少し先にゴールが見えた。

ああ、これだ、ここまで走ってきたいとずっとずっと望んでたんだ。

ようやく来れたよ。
ほんの一瞬だけ全ての音が消えて、自分とまわりがスローモーションで動いてる気がした。

音が戻り、現実に戻る。

目の前にいるのは近辺の方々や、他の方の応援に来ている方達。
ゴールゲート前で応援してくれている人たちは誰も知らなかったけど、ものすごい応援だった。
これを聞けばどんなに疲労していても、脚をひきずっていてもスパートかけることができるだろう。


すごく嬉しくて、19時間台が確実な事を確認してから、スピードをゆるめ、皆さんに手を振った。


   ありがとう!ありがとう!ありがとう!


最後の計測版をいままでで最も確実に踏みしめる。
ゴールゲートを見上げ、2年弱にわたる準備期間を経た、夢に見たハセツネにゴールした。
19時間台という出来過ぎの結果と共に。


目標だった「笑顔でゴール」はあっというまに「涙のゴール」に変わっていた....
      
      ・
      ・
      ・
      ・
      ・
      ・
      ・
      ・
      ・
      ・

今回の完走で、ようやく自身のトレランライフをスタートすることができます。
来年は信越五岳の完走(120km?)次いでどこかで100マイル完走、

さらにその先の究極目標、

 「40代のうちにUTMB完走」

まで、少しづつ、ちょっとずつでも確実に歩んでいきたいです。

もちろん楽しむことは忘れずに!


最後に、この大会の関係者の方々、ボランティアの方々にお礼申し上げます。
素晴らしいレースに参加させていただいてありがとうございました!

これからの課題はたくさんあるとは思いますが、私が味わった感動をこれから挑戦する方にも
ぜひとも提供して上げてください。

それから地元の方々、コース中の各所で応援してくださった皆様にも感謝いたします。
その応援はどれだけ励みになったことかわかりません。

そしてもう一度やはり家族にありがとうですね。
行かせてもらえなければ、今までも走らせてもらえなければこの体験はなかった。
チャレンジさせてくれてありがとう!


あ、もうひとつ、3編にわたる長ーい記事を今まで読んでいただいた皆様、
とってもとってもありがとうございました!


コメントくださった方、リアルでおつきあいのある方から、

  「次はまだ?」

と言ってもらえるのがとても嬉しかったです。気合いも入ったし。

この3編はトレイルランニングをやった事がない方、これからはじめようされている方にも
国内最大規模の山岳レース「ハセツネ」がどういうものか分かっていただけたらとの思いで、
書きました。

初めての試みで、伝わったのかどうかドキドキですが、これをキッカケに興味をもっていただいて、
まずは近くの山にハイキングでもいいのでお出かけしてもらえるようになれば最高です。


そしてそして、いつかどこかでご一緒できればいいですねー(^^


それではハセツネ2010 前中後編3部作これにて終わりですー!

第18回日本山岳耐久レース ハセツネ 初挑戦 完走








にほんブログ村 アウトドアブログ キャンプへ
にほんブログ村
↑↓ポチッとしていただけるとうれしいです!
にほんブログ村 アウトドアブログ トレイルランニングへ
にほんブログ村


↓参加してます!こちらもポチッとしていただけるとありがたいです!
人気ブログランキング
























同じカテゴリー(ハセツネ)の記事画像
トレイルラン!! ハセツネ完走記2010:中編
トレイルラン!! ハセツネ完走記2010:前編
トレイルラン!! ハセツネ完走しました!
トレイルラン!! ハセツネ準備:出発編
トレイルラン!! ハセツネ準備:ギア編
トレイルラン!! ハセツネ準備:行動食編
同じカテゴリー(ハセツネ)の記事
 トレイルラン!! ハセツネ完走記2010:中編 (2010-10-22 00:04)
 トレイルラン!! ハセツネ完走記2010:前編 (2010-10-17 00:14)
 トレイルラン!! ハセツネ完走しました! (2010-10-12 11:38)
 トレイルラン!! ハセツネ準備:出発編 (2010-10-09 16:15)
 トレイルラン!! ハセツネ準備:ギア編 (2010-10-06 00:04)
 トレイルラン!! ハセツネ準備:行動食編 (2010-09-28 00:04)

Posted by まっつんパパ at 01:25│Comments(14)ハセツネ
この記事へのコメント
おつかれさまです。

一気に読ませてもらいました。

だぶん、一度諦めかけたときに「ランナーズハイ」のようなことが起こって、

もう1回自分を盛り上げてくれるのでしょうね。

完走以上の目標を達成されて素晴らしいです!
Posted by kazurin0818kazurin0818 at 2010年10月24日 17:26
王将の持ち帰り待ち時間に一気に読ませていただきました。トレラン、めちゃめちゃ魅力的ですね。達成感も凄いと思います。僕も2年後…ては分からないですが数ある将来の希望に加えたいと思います。とりあえずは、お疲れさまでした。
Posted by いなば at 2010年10月24日 17:42
> kazurin0818さん

一気読みありがとうございます!

一気に読んでいただけるものになっていたことが嬉しいです。
途中で飽きられたらどうしよう、とドキドキでしたので(^^;

ランナーズハイは確かにあります。最初は確かに苦しいのですが、
その少し先まで頑張れば、「ハイ」な世界に突入します。

そうなったら最後、もう抜けれません。

今度キャンプに行かれたときは、一度その周りを少しだけでも
ジョグってみてください。

kazurin0818さんにも扉が開いちゃうかもしれませんよ(^^
Posted by まっつんパパ at 2010年10月25日 04:08
>いなばさん

ありがとうございますー!

最後まで読んでいただけるだけでもありがたいのに、
それでトレランに魅力を感じていただけたなんて最高です(^^

トレランでなくてもロードでも走る事を続けていれば感動や達成感は
盛りだくさんですよ。

今の朝ランをぜひとも続けられて、徐々に徐々に進んでいきましょー!

しっかり準備できればハセツネだった大丈夫かも!?
Posted by まっつんパパ at 2010年10月25日 04:19
壮大な冒険の記録ワクワクしながら読みました
まだまだ読んでいたいと思っていたら
次、その次と冒険は続いていくのですね!

『ハセツネ』はその序章、始まりなんですね

わしももう少し真剣に遊ばんとアカンと思わされました
それにはおっしゃるとおり家族の理解と協力が必要です

準備とレース距離が長いほど
自分との闘いや新しい自分との出会いがあり
大きく成長するんですね


心を大きく揺さぶられました
そう、また何かを始めようと・・・・
Posted by はっぴーきゃんぱー at 2010年10月25日 09:45
はじめまして…。といっても、結構前から、ブログ拝見させて頂いていたので、勝手に親近感を持ちながら、いや、持ち過ぎながらハセツネの記録を見させて頂きました。
結果、スタートの時点で、すでに涙が…。
悪状況の中、自分自身と戦いながら、周りの方への感謝を感じながらの完走、そして、その完走をトレランライフのスタートとの位置付け。かっこいいです!
自分は4ヶ月程前にスカイハイのトレランセッションに参加し、そこから、山だけでなく走る事自体もを始めたヒヨッコランナーです。まだまだ、へなちょこで、慣れない走りにケガばかりしてます…。でも、トレランの魅力にハマッてしまい楽しくてたまりません。目標は二年後の信越五岳完走です!ハセツネ完走の記録を拝見させて頂き、自分も同じような感覚を味わいたいと、最高の刺激をもらいました!
遅くなりましたが、本当に、本当に完走おめでとうございます!

長々とスイマセン(^_^;)
Posted by カオル at 2010年10月25日 21:49
>はっぴーきゃんぱーさん

ありがとー!まだまだ読んでいたいなんて、最高のお言葉!
まだまだ書いていたくなるやないのー!(^^;

むりやりネタにするならまだあれも、これも.....

「冒険」。
そうか、冒険か!いいねそれ!
何も子供の特権じゃないし、大人でもまだまだできるよね。

行こうよロング!いけるって!

こんな自分よりはるかに鍛えてるんだし。

ま、年間何本もは難しいけどね(^^;

始めよー!続けよー!
Posted by まっつんパパまっつんパパ at 2010年10月25日 22:21
>カオルさん

はじめましてー!ずっと見ていていただいたなんて感激ですー!
親近感なんてどんどんもっちゃってくださいよー!

今回の記事を楽しんでいただけたようでとってもうれしいです。
しかも涙までしていただけるなんて、それを聞いてこちらが涙です(泣)
でもスタートからって早すぎないっすか?(^^;

SHに通ってらっしゃるのですね。
私ももっとセッションに参加したいのですが、今年は夏のはじめに一回っきりで
全然タイミングがあわないんですよねー。

信越五岳目指しますか!
目標は同じですね。時間も短いし、走ってないといけないし、
ハセツネより強敵そうですが、なんとか克服してやりましょう!やりましょう!

SHで見かけたらぜひともお声おかけください。
今後ともどぞどぞよろしくです!
Posted by まっつんパパまっつんパパ at 2010年10月25日 22:38
まっつんパパ!

悪路の中、リアルでとてもスリリングなストーリに胸がいっぱいになったよ!
四苦八苦しながらの力闘がこっちにも伝わって、膝が痛くなってきた(笑)

ハセツネはすごいね〜距離も高低差も〜そして読んでいると運営もしっかりしているのが伝わり〜これまたすごいね〜

また、トライするのかな?

ともあれ、迷いや弱音をありがとう 挑戦をありがとう 勇気をありがとう

これからも応援して追っかけるね〜
Posted by kがっち at 2010年10月29日 09:50
>kがっちさん

まいどですー!
膝痛まで伝わりましたか!そりゃスゴイ(^^
モニタからなんか出てたのかも。

楽しんでいただけてうれしいです。
もっと小ネタはあったような気がするンやけど、
まあこれ以上長いとね。

あい、ぜひまたトライしたいです。

>これからも応援して追っかけるね〜

サンクス!応援していられるやつでい続けられるよう努力しまっす!
Posted by まっつんパパ at 2010年10月30日 23:27
今年、初出場します。参考にといろいろな完走ブログを読みましたが、中でも一番良かったです。ありがとうございました。( ´ ▽ ` )ノ
Posted by ゆであずき at 2012年10月04日 21:40
>ゆであずきさん

ま、まじっすか!?
2年前の記事がお役にたてたなんて嬉しすぎます!
最後まで読んでもらってありがとうございます(^^

これ以降、色々なレースに出ましたが、
自分にとって初のトレイルレースであったハセツネはやはり一番思い入れがあります。
毎年この時期になると胸がきゅうーんとなります(^^

初出場がんばってくださいね!アップダウンが激しく、エイドも一カ所の
コースは決してラクではないですが、きっと楽しめると思います!

自分も来年は出ます!!
応援してますよー!
Posted by まっつんパパ at 2012年10月05日 02:42
初めまして。
ランニング歴は浅く、フルすら走ったことないですが、トレランに興味を持ち、いつかハセツネに出場することが夢になり、いろいろ検索しているうちにたどり着き、一気読みさせてもらいました!!!

目頭熱くなりました…!

いつになるか分かりませんが、自分も出たい!って更に思うことができました!

読ませて頂いてありがとうございます!
Posted by teypu at 2015年01月24日 20:35
>teypuさん

初めまして!
今ならここまで長くは書かない記事を最後まで読んでいただきありがとうございます!

目頭熱くなってもらって最高です(^^

私もteypuさんと全く同じ時期にトレランを知り、ハセツネを知り、
最初の頃は近所のロードランも「ハセツネ完走、ハセツネ完走...」と
呪文のようにぶつぶつ言いながら走ってました。

私はこの時、出場まで走り始めてから二年もかかってしまいましたが、
「いつのハセツネ」に出るって決めた方がいいかもです。
今年なのか来年なのか。そうすると具体的に動いていけますしね(^^

ぜひぜひ参加してお話し聞かせてください!
私も久々にまた参加したいなーと思ってます。

よろしくですー♪
Posted by まっつんパパまっつんパパ at 2015年01月25日 23:00
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
トレイルラン!! ハセツネ完走記2010:後編
    コメント(14)